「Pixel 8 Pro」にGoogleの生成AIモデル「Gemini Nano」搭載 その他の「Feature Drops」も一気に紹介

Googleは12月6日(現地時間)、5月のGoogle I/Oで予告していた新たな生成AIモデル「Gemini」の最小サイズモデル「Gemini Nano」を「Pixel 8 Pro」に搭載したと発表した。

 Geminiは、マルチモーダルとしてゼロから構築した、「テキスト、画像、音声、動画、コードなど、様々な種類の情報を一般化してシームレスに理解し、操作し、組み合わせることができる」AIモデルとGoogleは説明する。

 Gemini Nanoはデバイス単体で稼働できるようコンパクトサイズにしたバージョンのGemini。コンパクトとはいえ、「Tensor 3」搭載のハイエンドPixelでのみ稼働可能だ。

 テキスト関連の機能はまずは英語でのみの対応で、日本語対応は未定とのこと。本稿では、同日発表されたGemini関連の2つの新機能と、12月版の「Feature Drops」として発表されたその他の新機能を簡単に紹介する。

「レコーダー」アプリで録音した音声の要約
 英語のみだが、「レコーダー」アプリで録音した音声をテキストで要約できるようになる。Gemini Nanoのおかげでオフラインで可能だ。録音したテキストの画面で「Summersize」ボタンをタップするだけだ。Google I/Oで予告していた機能だ。

キーボードアプリ「Gboard」のスマートリプライ
 こちらも当面は英語のみだが、キーボードアプリ「Gboard」のスマートリプライが端末内で生成できるようになる。これもGoogle I/Oで予告していた。

 まずは英語版のWhatsAppで試せる。2024年にはより多くのアプリで利用できるようになる見込みだ。

 ここからは、その他のPixelの新機能だ。

動画の手ブレ補正「動画ブースト」と「ビデオ夜景モード」
 Pixel 8 Pro発表時に近日実装予定と予告していた「動画ブースト」と「ビデオ夜景モード」が同日のアップデートで実装された。

Googleフォトの「ポートレートライト」強化
 人物のポートレートの位置や明るさを調整する機能「ポートレートライト」が新しいAIモデルによって強化され、より自然に加工できるようになった。

Googleフォトの「ボケ補正」強化
 「Pixel 7」以降で使える「ボケ補正」機能もAIで強化され、走ってくるムクムク犬の写真も1タップでクリアにできる。

折りたたみ「Pixel Fold」で撮影前のプレビューが可能に
 デュアルスクリーンの折りたたみ端末「Pixel Fold」で、内側のカメラで人物を撮影する際、被写体の人物は外側の画面で写り方を確認できるようになった。

Pixel端末をノートPCのWebカメラ代わりに
 Pixel 6以降のPixelシリーズのスマートフォンをUVCをサポートするPCにUSB経由で接続することで、PCの内蔵Webカメラより高解像度のWeb会議用カメラにできるようになった。

「カメラ」アプリの「クリーン」機能で文書の汚れを除去
 Pixelシリーズの「カメラ」アプリの新機能「Clean」は、スキャンしたドキュメントから汚れやシワを除去する。数回のスワイプで文書をきれいにできるとしている。「Googleドライブ」アプリが必要。また、利用できるのは、5G搭載のPixel Tablet、Pixel Fold、Pixel 5a以降のみ。

Googleの「パスワードマネージャー」へのパスキー追加が簡単に
 5G搭載のPixel Tablet、Pixel Fold、Pixel 5a以降のモデル上の「パスワードマネージャー」で、パスキーをサポートするアカウントについてpingを送信するようになり、数回タップするだけでパスキーを追加できるようになった。

「修理モード」追加
 12月14日以降のAndroidの更新で、空き容量が2GB以上あるPixelには「修理モード」が追加される。

 修理モードは、Pixelを修理に出す際にオンにすることで、修理の前後にデータをワイプ、復元する必要がなくなる新機能。詳細は日本語ヘルプを参照されたい。

通話画面でのスマートリプライ
 Googleアシスタントが有効になっているPixel Foldを含むPixel 6以降のPixelモデルの英語版に搭載されている通話画面でのスマートリプライが、Pixel Watchでも利用できるようになる(日本語対応時期は不明)。

Pixel WatchでPixelスマートフォンのロック解除
 Pixel Fold、Pixel 4a以降のPixelシリーズのスマートフォンのロックを、ペアリングしているPixel Watchを近づけるだけでロック解除できるようになる。「Google Pixel Watch」アプリの「スマートウォッチの設定」→「セキュリティ」で設定できるようになるようだが、本稿筆者のアプリではまだ項目が表示されない。Googleによると、これを有効にするとPixel Watchのバッテリー持続時間が短くなるという。

Pixel Tabletのビデオ会議の音声向上
 「Pixel Tablet」のビデオ通話で、Google AIによって背景ノイズが低減され、音声品質が向上した。

Pixel Buds Proのヘッドトラッキングによる空間オーディオ

天気と時計が合体したウィジェット
 世界時計と天気予報をまとめた新しいウィジェットが追加された。

初代Pixel Watchでもおやすみモードの同期が可能に
 Pixel Watch 2にあるペアリング端末のおやすみモードの同期が初代Pixel Watchでも利用可能になった。

 各新機能がどのモデルに対応するかの一覧表(英語)を以下に転載する。ただし、日本語対応かどうかはこの表には記載されていない。

サムスン、Galaxy S25/S25+でメインセンサ=を自社製→ソニー製に移行とのリーク

サムスンの次世代フラッグシップ、といえは、ここのところ情報が絶えないGalaxy S24シリーズ。

しかし今回、そのさらに次世代モデル、Galaxy S25シリーズのカメラに関して興味深い情報がリークされていました。

今回の情報によると、Galaxy S25およびS25+にはGN3センサーは搭載されず、代わりにソニー製センサーが採用されるとのこと。

ご存知のように、サムスンは現行のS23シリーズでもカメラセンサーは自社製とソニー製のミックスです。

一方、Galaxy Sシリーズは「大昔」は標準カメラにもソニー製センサーを採用していましたが、確かGalaxy S9ではExynosモデルのメインカメラには自社製センサーを採用。

そしてS10以降のモデルのメインセンサーは完全にサムスン製となったと記憶しています。(間違っていたらゴメンナサイ)

実際の性能は置いておいても、サムスン製センサーはまだブランド力という点ではまだソニーに大きく劣ることは確かで、そういった意味で、S25/S25+のメインカメラセンサーがソニー製になる、というのは多くのユーザーにとってプラス材料ではないかと思います。

ただ、サムスンが自社のフラッグシップで自社製センサーの搭載をやめる、というのはGalaxy S25シリーズというより、同社のカメラセンサー自体の評判にも影響しそうです。

寒いとスマホのバッテリーが急激に減るって本当? カイロで温めるのはNG?

関東平野部でも、最低気温がセ氏0度を下回る日があるほど、寒い日が続いています。寒いと気になるのがスマホのバッテリー持ちです。家を出るときにバッテリー残量が十分あるように見えたのに、寒い中で使っていると、一気に減ってしまい、使えなくなることがあるからです。

 でも、そんなことってあるのでしょうか? 携帯キャリア各社に「寒さとバッテリーの減りにまつわるウワサは本当なのか」「ユーザーが気を付けることはあるか」などについて聞いてみました。

気温によってバッテリーの減りは早くなるのか
 これについて、各社とも「Yes」という回答が得られました。NTTドコモからは「技術的にありえる」、KDDIでは「事実」、ソフトバンクからは「そう見える」とのこと。

 理由は、「充電できる電池の最大容量が低温環境下では低下するから」「電池の内部抵抗が大きくなり、減りやすくなったように見えるから」「極端に寒い環境では、環境温度によりバッテリーの本来の能力が発揮できないから」というもので、このことから低温環境とバッテリーの性能に大きな関係があることが分かります。

 では、どこからがバッテリー性能に影響を与える低温なのか、ということに関しては各社とも取扱説明書に記載されている範囲(例:セ氏5度~35度)を下回る気温がそれに当たるとのことでした。

使い捨てカイロやヒーターで温めるのはNG
 冬の屋外レジャーでは、時折、使い捨てカイロをスマホに当てて、バッテリーの回復を図っている姿を見かけることがあります。これはオススメの方法といえるでしょうか。

 答えは各社とも「No」。詳細は以下の通りです。

NTTドコモ 推奨温度を超えて高温になると電池の劣化を早める可能性があるので、しない方がよい。

KDDI 使い捨てカイロなど外部から熱を加えることよって、バッテリーの性能劣化や膨張、さらにはバッテリーを損傷させ発火に至る懸念があるため、暖房器具の周辺へスマホを置く、使い捨てカイロで温めるなどの行為は、避けていただきたい。

ソフトバンク 適温(使用温度範囲)での保管/使用を勧めている。カイロなどを使用すると急激な温度変化や、高温にさらしてしまう可能性があり、バッテリー容量低下の原因となる。

寒い日に出掛ける場合は温度差による結露に注意
 外気温が極端に低いとき、スマホユーザーは何に気を付ければいいでしょうか。

NTTドコモ 湿度の高い室内から持ち出す場合は結露に注意してほしい。

KDDI 1つは外気温と、暖房などによる温度差、もう1つは暖房などの高温下に置くこと。温度差があると結露が発生しやすく、それによる充電端子のショートが危惧される。また内部基板の腐食による機器の故障も懸念される。

ソフトバンク 極端に寒い場所に放置せず、外ではポケットやカバンの中に保管する。

夏と冬はどちらが過酷?
 夏と冬の通常の環境下ではどちらがスマホのバッテリーにとって過酷かについて尋ねたところ、NTTドコモは「極端な高温・低温を避けて、推奨環境の温度範囲内では問題ない」とのこと。KDDIとソフトバンクからは、スマホが発する熱を冷却できない夏の方が、バッテリーにとっては過酷な環境になる、との回答を得られました。

 以上のことから、「寒い日に、スマホのバッテリーの減りが早くなる」というのが、都市伝説や気のせいではなく、実際にそうであること、極端に冷たい外気にさらさないようにすれば防げることなどが分かりました。

 それでも、寒い日に外でスマホを使うことが多い人は、どのような対策を取ればいいのでしょうか。アクセサリーで対策する方法を、次回ご紹介します。

ミッドレンジ初、Oppo Reno 11はソニーの新型センサー「LYT600」を搭載へ

ここ数日立て続けにリーク情報が出てきているOppoの次世代ミッドレンジシリーズ、Oppo Reno 11シリーズ。

今回、有名リーカーのDigital Chat Station氏がOppo Reno11およびOppo Reno11 Proのスペック情報をリークしていました。

Reno11 Pro
1.5K+120Hz 2160Hz PWMセンターシングルホール曲面スクリーン、Snapdragon 8+ Gen 1 LPDDR5X+UFS 3.1、IMX890メインカメラ+ IMX355ウルトラワイド+ IMX709 2倍望遠、4700mAh+80W、X軸モーター+ステレオデュアルヤン+プラスチックセンターフレーム、8.19mm/8.26mm 190g

Reno11
センターシングルホール曲面スクリーン、Dimensity 8200、LYT600メインカメラ+IMX355ウルトラワイド+IMX709 2X望遠、4800mAh+67W、7.59mm/7.66mm 184g

興味深いのは無印のReno11のカメラ仕様で、メインカメラにソニーのLYTIAセンサー「LYT600」が搭載されるという点。

なお、これまでのリーク・噂ではLYTIAセンサーシリーズの最上位モデル「LYT900」はXiaomi 14 Ultraに。
LYT800(あるいはLYT808)はOneplus 12やOppo Find X7シリーズに搭載されると言われていますが、ミッドレンジモデルにLYTIAセンサーが搭載、というのはこのReno 11が最初になりそう。

このLYT600搭載でミッドレンジモデルのカメラがどのような進化をするのか、非常に楽しみです。

急速充電ができるモバイルバッテリーの注意点



今やスマートフォンは、ビジネスやプライベートでなくてはならない存在です。ですが、電化製品はバッテリーが切れてしまっては使用することができません。一人で使っているときならまだしも、ビジネスシーンや緊急時であれば、大きなトラブルにつながることも考えられます。そんなときに便利なのが、急速充電が可能なモバイルバッテリーです。
ここでは、急速充電に対応したモバイルバッテリーの購入時に、気をつけたいことをご紹介します。

モバイルバッテリーで急速充電をしたいケース
スマートフォンのバッテリー切れ、もしくは残量が少ないときに行う充電。通常のモバイルバッテリーでも対応可能ですが、十分充電するにはある程度時間がかかってしまいます。そこで、緊急性が高い場合には、急速充電できるタイプが適しているといえます。

緊急性の高い状況としては、下記のようなものが考えられます。

同僚や友人と待ち合わせをしたが見つからない。スマートフォンがあれば連絡できるがバッテリーが切れている。
外出中、顧客から急いで資料を確認するように依頼されたが、テザリングするほどバッテリーが残っていない。
同僚のスマートフォンのバッテリーが切れており、充電させてくれと頼まれた。
旅先で道に迷ったが、スマートフォンのバッテリーが切れ、Google マップなどの地図検索機能が使えない。
ソーシャルゲームで新しいイベントが始まるが、バッテリーが切れかけているのでプレイできない。

急速充電可能なモバイルバッテリーを選ぶ5つのポイント
上記の状況を見て「ありそう」と思った方は、急速充電が可能なモバイルバッテリーを用意すべきでしょう。店頭などにはパッケージに「急速充電可能」の文字が記載されているモバイルバッテリーが販売されていますが、そういった商品ならどれでもいいかというと、そうではありません。
ここでは、急速充電可能なモバイルバッテリーを購入する際に確認すべきポイントを5つご紹介します。

1 使用しているスマートフォンに必要な電力(ワット)を確認
端末によって急速充電に必要なバッテリーのパワーは異なります。例えば、18Wで充電できるモバイルバッテリーを購入しても、スマートフォン側が18Wでは急速充電ができないケースや、それ以上の速度で充電できるスマートフォンにとっては18Wでも遅いといったケースがあります。そのため、急速充電したいスマートフォンには、何ワット(W)の電力供給が必要なのかを確認しましょう。

2 モバイルバッテリーの電流(アンペア)を確認
急速充電するために必要な電力がわかったら、対応している商品を見つけます。この際に合わせて確認したいのが電流のアンペア数です。アンペア数が高いほど、早く充電できます。また、スマートフォンの機種によって、「急速充電するためには最低2A以上の電流が必要」などの条件もあるので注意が必要です。

3 モバイルバッテリーの急速充電規格を確認
スマートフォンでよく使われる急速充電の規格に、「Quick Charge」があります。Quick ChargeはQualcommが開発した規格で、スマートフォンには18Wの電力で急速充電できるバージョン2.0や3.0が採用されています。対応しているスマートフォンはAndroid搭載が主流です。
ほかに、パソコンでおなじみのUSB Type-Cを使った「USB Power Delivery」があり、最大100Wの給電が可能です。これは、iPhoneやAndroidに採用されており、スマートフォンのほかノートパソコンなどにも使えます。お使いのスマートフォンで急速充電に対応した規格を確認し、対応しているモバイルバッテリーを選びましょう。

4 充電したい端末数に合わせてポート数を確認
スマートフォンだけ、携帯ゲーム機だけなど、単体で端末を充電するだけでなく、家族や友人のものなど複数の端末を同時に充電したい場合には、モバイルバッテリーの持つポート数を確認してください。
ただし、ポート数も、数があればいいというわけではありません。明示されている電力量が合計出力の場合、2つ同時に使えば半分の電力しか供給されない商品もありますのでご注意ください。

5 使用するケーブルの種類を確認
最後に確認しておきたいのが、モバイルバッテリーと端末を接続するケーブルです。例えば、USB Power Deliveryを利用するなら、USB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cケーブルを使う必要があります。
モバイルバッテリー購入後、ケーブルがないばかりに充電できないことがないよう、きちんと確認しておきましょう。

必要な機能を満たしたモバイルバッテリーを選ぼう
急速充電可能なモバイルバッテリーは、単にパッケージに「急速充電可能」と記載されたものではなく、充電したい端末の規格や使い方を踏まえて選ぶ必要があります。
自身の目的や状況に応じて、必要な機能を満たしたモバイルバッテリーを選択してください。



Dimensity 9300搭載機は要注意?ストレステスト開始わずか2分で大幅スロットリングとの報告

Mediatekが先日正式発表をした最新フラッグシップ向けチップセット「Dimensity 9300」。

そしてこのチップセットを世界初搭載してリリースされるのがVivoの最新ハイエンドモデル「 vivo X100 Pro」です。

しかし今回、このDimensity 9300搭載のvivo X100 Proがストレステストにおいて異常とも言えるアグレッシブなCPUスロットリングをすることが報告されていました。

今回の情報によると、VI子X100 ProはCPUスロットリング・テストでにおいて、開始後わずか2分で性能の46%までスロットダウンしたとのこと。

8コア・プロセッサは、この際、4つのコアは1.2GHzに、3つは1.5GHzに、そして1つはわずか0.6GHzに低下した模様で、かなりきついスロットリングが効いていた模様。

なお、この件につて報じているGSMArenaによると、Snapdragon 8 Gen 2搭載機では通常、スロットリングテストを10分程度続けてもスロットリング率は10%くらいとのこと。

このことからしても、Dimensity 9300自体がかなり発熱に弱いチップセットである可能性が高そうです。

Dimensity 9300はSnapdragon 8 Gen 3と同等、一部ではそれ以上の性能とも言われている一方で、コアのアーキテクチャが1×3.25GHz Cortex-X4、3×2.85GHz Cortex-X4、4×2.0GHz Cortex-A720となっており、リリース前から高効率コア非搭載による発熱や電力効率に関する懸念の声が上がっていたのも事実です。

同チップを搭載した機種は、今後日本でもリリースされる可能性が十分にあります。(Xiaomi 14T Proとか、でしょうか。。。)

よって、今後、このDimensity 9300を搭載した他機種でも同様の問題が報告されるようであれば、少し注意が必要になりそうです。

Xperia 5 V向けのAndroid 14アプデは「来週」、IVシリーズへは12月中旬提供開始との情報

ソニーのXperia向けのAndroid 14アップデート。

今のところ、大半の海外版Xperia 1 Vと一部の海外版Xperia 10 Vに対しては提供済みとなっています。

一方、例年通りのパターンであれば1 Vと同時に提供されるされるはずのXperia 5 Vに対してはまだどこの国・地域でもAndroid 14アップデートは提供されていません。

そんな中、このXperia 5 V向け、そしてさらに1世代前のIVシリーズへのAndroid 14アップデート予定情報がでてきました。

Xperia 5 V向けのAndroid 14アップデートは「来週」とのこと。

タイミング的にこれが日本で言う「今週」を指すのか、その次の週を指すのかは微妙ですが、今回の情報が正しければ遅くとも12月6日の週には提供が開始されるということになります。

一方、Xperia 1 IVや5 VI (10 IVが含まれるのかは不明)に関しては12月中旬とのことなので、5 Vへのアップデート提供の1~2週間後、ということになりそうです。

ただ、この投稿者自身も言及しているように、ソニーのOSアップデートに関する情報は一応公式サポートからの情報でも不正確なこともあるので、鵜呑みにはできません。

よって、大体この程度の時期にアップデートが提供されそう、といった目安程度にしておいた方が良さそうです。

AQUOS sense8の売上、発売わずか2週間で約5ヵ月前リリースのXperia 10 Vを超えた模様

シャープのSD6Gen1搭載の最新ミッドレンジモデル、AQUOS sense8。

先日、シャープ公式ストアでも完売状態になるほどの人気、という件についてお伝えしました。

そして今回、このAQUOS sense8の売上が発売2週間ほどですでにライバル機種のXperia 10 Vを宇和待っている可能性が浮上しました。

以下は11月23日時点での価格.comにおけるAQUOS sense8およびXperia 10 Vのレビュー。

AQUOS sense8↓

Xperia 10 V↓

今回、レビュー評価そのものには当て触れませんが、注目していただきたいのは各モデルの「レビュー数」。

発売2週間のAQUOS sense8のレビュー数が20件なのに対し、発売から5か月近く経つXperia 10 Vのレビュー数はわずか14件。

もちろん、レビュー数の比率が売上台数の売上を正確に表しているとは限りません。

ただ、大まかな目安にはなるはずで、このAQUOS sense8がわずか発売2週間で5か月近く前にリリースされたXperia 10 Vのレビュー数を超えたというのは、確実に勢いの違いを表しているといってよいと思います。

これ、もちろんAQUOS sense8が単に人気というだけでなく、Xperia 10 Vの異常な不人気によるところも非常に大きく、発売から5か月も経ってここまでレビュー数が少ないというXperiaは過去モデルでは前例がありません。

Xperia 10シリーズとAQUOS senseシリーズと言えば、国内での「ハイエンド不況」以来、お互いに主力機種として競ってきた存在でした。

だいぶ前に国内シェアでAQUOSに抜かれたXperiaですが、今年以降はさらに差が開きそうですね。

「iPhone SE(第4世代)」はiPhone 14ベースに? USB Type-C対応で2025年以降発売か

もともとは、2024年にリリースとのうわさがあった「iPhone SE(第4世代)」。2022年末には開発が中止されたと報じられたものの、2023年2月には開発が再開されたと伝えられるなど、出るのか出ないのか、はっきりしない状態が続いています。

 そんな中、米テックメディアのMacRumorsが、iPhone SE(第4世代)の新しい仕様を入手したと報じました。それによると、iPhone SE(第4世代)の本体サイズはiPhone 14(71.5×146.7×7.8mm)と完全に一致しており、iPhone 14のシャシーを修正したバージョンが使われる可能性が高いとのこと。iPhone SE(第4世代)は、以前からディスプレイサイズが6.1型になるとうわさされていましたが、それもiPhone 14(6.1型)がベースになることを裏付けているようです。また、iPhone 14がベースになるということで、iPhone SE(第4世代)ではTouch IDが廃止され、生体認証はFace IDのみとなります。

 ただ、当然ながらiPhone 14と全く同一ということでもありません。例えば、重さはiPhone 14よりも6g軽量になるとされています。これは、iPhone 14のデュアルカメラと違い、iPhone SE(第4世代)がシングルカメラになるためと考えられます。このシングルカメラは「Portland」というコードネームで開発された48MPカメラとのことで、画素数だけでいえば、iPhone 15に並ぶことになります。MacRumorsによると、Appleの社内文書では、このシングルカメラ化がiPhone 14からの重要な変更点だと強調されているとのことです。

 この他、iPhone 14との違いとしては、iPhone 15シリーズと同じくUSB Type-Cポートを搭載。ミュートスイッチの代わりに、iPhone 15 Proに採用されたアクションボタンが搭載されます。

 Appleは2024年リリース予定のiPhone 16シリーズで、このアクションボタンを全モデルに標準搭載すると予想されています。ただ、iPhone SE(第4世代)に関しては、現在の開発状況を見ると2025年のリリースになるだろうとのことです。

ただ、このリリース時期が2026年にずれ込む可能性があるとの指摘も出ています。

 iPhone SE(第4世代)には、Apple独自の5Gモデムが搭載されるとの話が以前から出ています。Qualcomm製ほどの性能が出せるか未知数のため、まずは廉価版のiPhone SE(第4世代)に搭載し、その結果次第で2024年発売予定のiPhone 16に採用するかを検討するといわれていました。

 この開発が難航しているという話はたびたび伝えられており、iPhone 16シリーズのテストケースになるはずのiPhone SE(第4世代)が2024年にずれ込んでいることからも、開発計画が大きく遅延していることが分かります。

 Appleの内情に詳しいBloombergのMark Gurman氏によると、当初2024年までにリリース予定だったApple製モデムチップのリリースを2025年春に延期。それを達成することも難しく、現在は2025年末~2026年初頭に延期されているとのことです。iPhone SE(第4世代)に搭載するという計画に変更はないようなので、このままだとiPhone SE(第4世代)も2026年まで発売できないことになります。

 本当にiPhone SE(第4世代)の発売が2026年にずれ込むのであれば、2022年3月に発売した現行のiPhone SE(第3世代)を2026年まで継続販売する可能性があります。さすがに4年は長いので、iPhone 16シリーズ発表に合わせて、iPhone SE(第3世代)の販売を終了するのではないかと思います。その場合、iPhone 14を大きく値下げして穴埋めを図るかもしれません。

スマホのバッテリー劣化の指標「充電サイクル500回」って結局どういうこと?

バッテリーが劣化するから、スマホの利用限度は2年程度」――こんな話を聞いたことはありませんか。これは、スマホの「充電サイクル」と「500回」という2つのワードが組み合わさって生まれた“通説”です。

 充電サイクルや使用回数、充電回数が500回であるということは、多くのモバイルバッテリー(スマホ内蔵バッテリー同様リチウムイオン電池を使用)の商品紹介サイトで説明されています。また、iPhoneを製造するAppleも公式サイトで「500回」という1つの指標を掲載しています。

 それでは、この「充電サイクル」とは何をカウントしているサイクルなのでしょうか。500回を超えてもバッテリーが劣化しないような使い方はあるのでしょうか。

電源に挿すことでカウントされない回数
 「充電サイクル」「充電回数」と聞いて、すぐに思い浮かべるのが、「充電した回数」つまり、電源に接続した回数です。例えば、以下のような考え方です。

スマホのバッテリー残量が50%程度になってしまったので、電源に接続した→1回
コンビニに出掛けるため、いったん電源から外し、帰宅してまた電源に接続した→1回
ゲームしやすいように電源から外し、イベントが終わったのでまた接続した→1回
 このような数え方をしていては、あっという間に上限の500に到達します。これでは、「今、つなげたばかりなんだから、抜かないでよ」と言いたくなってしまうのもやむを得ません。

 しかし、先ほどのAppleのサイトをもう一度よく読んでみると「フル充電サイクル」という表現を使っているのが分かります。なお、AppleがiPhoneバッテリーについて説明した別のページでは、「充電サイクル」という言葉で説明しているため、両者は同じだと考えられます。

 このフル充電サイクルまたは充電サイクルとは、合計で100%になる充電を行った回数または合計で100%放電させた回数のこと。

 例えば、1日目にiPhoneのバッテリーを65%消費し、その夜に充電を行って100%まで回復させました(65%を充電した)。2日目には35%しか使わず、その夜にまた100%まで充電させました(35%を充電した)。電源に接続した回数が2回ですし、100%まで充電した回数も2回ですが、充電(または放電した)した量の“合計”が100%になった、この2日間で1サイクルとしてカウントされたというわけです。

 なお、Appleでは、この充電サイクルを500回繰り返したとしてもiPhoneバッテリーの「本来の蓄電容量の最大80%を維持するよう設計」しているとしています。これを下回るほど劣化しているのであれば買い替えを検討、もしくはバッテリー交換をした方がいいよいようです。

 というのも、内蔵バッテリーの劣化が著しいと、必要とする電力を供給しない可能性が生じ、その結果、部品保護のためiPhoneが強制的にシャットダウンし得るからです。使いたいときに使えないのであれば、元も子もありません。

スマホ内蔵のバッテリーを長持ちさせるためにできること
 スマホに搭載されているバッテリーも、モバイルバッテリーも、リチウムイオン電池を採用しているので、取り扱い方法や注意点にも共通点があります。

 例えば、モバイルバッテリーの多くは、本体を充電しながら給電しない(パススルー充電をしない)ように注意喚起されています。同じように、スマホも使いながらの充電は、バッテリーの劣化を早めてしまいます。「バッテリー残量が100%になっていないと!」と、つい考えてしまう筆者もやりがちなのですが、電源に接続した状態でスマホを利用するのは避けたいところです。使うときは使う、充電するときは充電する、とメリハリをつけた使いかたをしましょう。

 また、完全に放電、つまり0%になるまで使ってしまうと、これもまた劣化の原因となります。20%、あるいは機器によっては使用中に警告の出る15%まで残量が減ったところで、電源に接続するようにしましょう。

 さらに、ながら充電をしないことに似ていますが、常に100%になるまで充電するのではなく、80%程度になったところで電源から外すことも推奨されています。直射日光にさらされる場所、高温下や低温下に置くこともバッテリーの劣化を早める原因となってしまいます。