Android 14アプデ後のドコモスマホでバッテリー異常消費 原因は「my daiz」かも

ドコモの展開するAndroidスマホ向けAndroid 14アップデート。

大半の対象機種へのアップデート提供はすでに完了していますが、ここ最近、アップデートをしたユーザーより少し気になる報告が増えていることが判明しました。

Android 14へアップデートをしたドコモのスマホでバッテリー異常消費
具体的にはAndroid 14へのアップデート後から急にバッテリー以上消費をするようになった、という症状。

これはドコモのAndroidスマートフォンのみ、というのが特徴で、機種に関してはXperia、AQUOSなどが中心ですが、おそらくこれはユーザー数の問題。

一方、他のキャリアのモデルではAndroid 14アップデートでむしろバッテリー持ちに関しては「良くなった」という報告の方が多いので、なぜドコモ版でだけ、という感じです。

バッテリー以上消費の原因は「my daiz」アプリの可能性大
一方、ネット上の報告を見ていると、「my daiz」アプリがバッテリー使用量の多くを占めているケースが多く上がっていることが判明。

「my daiz」はドコモの純正アプリで同社いわく「日常のさまざまなシーンで利用者一人一人のライフスタイルに合った情報やサービスをお届けするスマホアプリ」。

しかし、使っているユーザーはかなり少ないようで、むしろ悪評の方が圧倒的に多い「迷惑純正アプリ」といったところ。

そして、Android 14アップデート後から何らかの理由でこの「my diaz」が暴走し、バッテリーを異常に消費しているという報告が目立ちます。

また、同アプリはアンインストールは不可ですが無効化は可能。
しかし、Android 14へアップデート後、無効化にしてたはずの同アプリが勝手に有効化され、バックグラウンドで動作をしていた、という報告も散見されます。

もちろん、バッテリードレインの原因というのは数多く考えられるので、これだけでが原因とは限りません。

ただ、ドコモスマホをお使いでAndroid 14アップデート後にバッテリー持ちが悪化した、という方は、とりあえずこの「my daiz」の設定を確認し、不要なアプリであればとりあえず無効化をして様子を見ることをお勧めします。

ドコモの「AQUOS R8」、Android 14へOSアップデート ロック画面がより使いやすく

NTTドコモは、3月18日に「AQUOS R8 SH-52D」をAndroid 14へアップデートした。

本アップデートでは、カスタマイズ設定画面でより簡単に壁紙を切り替え可能に。天気が突然悪くなった場合にはロック画面の天気ウィジェットが強調するなど、AIを使用した画面調整に対応する。

 アプリごとに分離されている健康に関するデータを1つに保存し、プライバシーを一元管理するヘルスコネクトも組み込む。位置情報などの情報へのアクセスをアプリに許可するよう求められた場合は、アプリが位置データを第三者と共有している際に通知を表示。拡大鏡や補聴器の設定手順など、視覚障がい者や聴覚障がい者向けのサポート機能も追加した。

AQUOS独自機能としてアプリアイコンの形を5種類から変更でき、最近撮影した写真を自動的に選別してロック画面とホーム画面でシャッフル表示。設定が見つけやすくグループ分けされ、端末の画面はそのままでUSB接続を設定するポップアップが表示される。3ボタンナビゲーションの「戻るキー」と「アプリ使用履歴キー」の並び順を変更できるようになった。

 画面の隅を長タップしてスクリーンショットを撮影できる「Clip Now」では、指を離さず×ボタンに移動させればキャンセル可能になる。カメラは片手でも操作しやすいよう機能を追加し、子どもが安心して利用できる機能をまとめて設定できるジュニアモードなども提供する。

あわせて、Clip Nowが動作しない場合がある不具合を解消。設定メニューのセキュリティパッチレベルが2024年1月になる。

 端末本体でのアップデートは「設定」→「システム」→「システムアップデート」を選択し、画面の指示に従う。更新時間は約33分で、最新ビルド番号は「02.00.02」。

シャオミ、「Redmi 12 5G」に独自OS「HyperOS」を導入するOSアップデート

シャオミ・ジャパンは3月7日より、5Gスマートフォン「Redmi 12 5G」に同社の独自OSである「Xiaomi HyperOS」を導入するアップデートの配信を開始した。

シャオミはこれまで、Androidベースの独自UIである「MIUI」を同社スマートフォンに搭載してきたが、2023年10月に新OSである「Xiaomi HyperOS」に切り替える方針をアナウンスしていた。「Xiaomi HyperOS」は「『Human×Car×Home』スマートエコシステム向けに設計された」というOSで、たんなるスマートフォン上のUIにとどまらず、すべてのシャオミ製品の間でのスマートな接続を促すことを目指すものとなる。

スマートフォン/タブレット上で動作する「Xiaomi HyperOS」はAndroidベースのものになる。今回「Redmi 12 5G」向けに配信されるのはAndroid 14ベースとなっている。

同社によれば、「Xiaomi HyperOS」はネイティブのAndroidカーネルよりも高速で、ハードウェアのパフォーマンスを最大化できるという。ファイルシステムは最適化され、長期間利用してもパフォーマンスの低下がおこらないほか、ネットワーク経由のアップデートの際のストレージ占有も抑制される。

また幅広いハードウェア要件の間で互換性を保ち、グラフィックレンダリングの強化、さまざまな画面サイズ/言語での統一された操作、優れたマルチタスク性能、600以上の言語と10万以上の字体を利用できるフォントシステムなどを実現するものになるという。

XperiaでAndroid 14アプデ後にカメラが起動しないトラブルと対処法

Xperiaスマートフォン向けのAndroid 14アップデート。
海外ではすでにXperia IVシリーズにも提供が開始されています。

一方、1/16時点で国内で提供済みなのは楽天モバイル版のXperia 5 VとXperia 10 Vのみですが、早ければ今週中にも他のキャリア版やSIMフリー版へのアップデートも開始されそうな雰囲気です。

そんな中、このAndroid 14バージョンアップをしたXperiaユーザーよりカメラが起動しないという不具合が複数上がっていることが判明しました。

Reddit上で報告が上がっているもので、具体的にはAndroid 14アップデート後のXperia 1 Vでカメラを起動しようとすると上のようなエラーメッセージが表示され、カメラが使えないというもの。

Xperiaでは(特にSD8Gen1搭載機)では過度な発熱などで一時的にカメラが使えなくなる、という報告はよく見かけますが、今回の症状はこれとは無関係な模様。

また、同様の症状はAndroid 14アップデートをした他のXperiaでも発生している模様です。

Android 14アプデでカメラが起動しなくなった場合の対処法
ただ幸い、この問題には改善・対処法がある模様:

「設定」→「開発者向けオプション」→ 「クイック設定開発者用タイル」
「センサーがオフ」のトグルをオン(有効)に(つまりセンサーをオフにする、ということ)
要はアップデートの何らかのプロセスにより、もともと「オン(有効)」だった「カメラセンサーOFF」の項目が勝手にオフになってしまっていることが原因のようです。

ただ、特に広範囲に発生しているという感じでもないので、おそらくアップデート前の何らかの設定や環境に依存した問題である可能性が高そう。

いずれにせよ、自己解決できる問題なようなので、すでにAndroid 14アップデート済み、あるいはこれからアップデートをする方でこのカメラが起動しないというトラブルが発生した場合はまずこの設定をチェックしてみましょう。

Android 14、次回大型アプデでバッテリー健康状態と交換時期を知らせる新機能搭載へ

Googleの最新Android OS、Android 14。

今月初め、Pixelスマートフォンに対しては「Feature Drop」こと、初めての大型アップデート、Android 14 QPR1が提供されました。

そして今回、次回の大型アップデート「Android 14 QPR2」で追加される可能性の高い新機能についての興味深い情報が見つかりました。

Android AuthorityがQPR2 Beta2のコード内から見つけた情報によると、次回アップデートではバッテリー情報を見る機能の一部として「Battery Health」という項目が追加されるとのこと。

これはその名の通りバッテリーの「健康状態」、つまり劣化状態を教えてくれる機能になる模様です。

また、この機能の一部として、バッテリーの状態をアイコンで表示するようにもなるとのこと。

おそらく左のアイコンはバッテリーの劣化が著しい際に表示。
真ん中の「リカリブレーション」アイコンはバッテリーの状態をチェックしている際に表示。
そして右のアイコンはバッテリーの状態が不明であるときに表示されるようです。

なお、同サイトによると、このアップデートではさらに搭載されているバッテリーがオリジナルのものか、交換されたものか、判定不能なものなのかを表示する機能も追加される模様です。

多くのAndroidスマートフォンはここ数年でアップデートサポート期間が大きく伸びてきており、特に最新のPixel 8/8 Proは7年間OSアップデート保証がされています。

実際にこれだけの長い間同じ端末を使うとなると、バッテリーの劣化は避けられず、おそらく1~2回はバッテリー交換が必要になる可能性も高いと思われます。

そういった意味で、OSレベルでこういったバッテリーの健康状態や交換時期を教えてくれる機能、というのは今後重宝しそうですね。

ドコモの「Galaxy S23/S23 Ultra」がAndroid 14にアップデート可能に

NTTドコモは、12月5日に「Galaxy S23 SC-51D」「Galaxy S23 Ultra SC-52D」をAndroid 14へアップデートした。

Android 14では、壁紙やロック画面などのカスタマイズ方法を追加。自分のスタイルに最も合うフォントの種類、ウィジェット、色、構成を選択でき、AI を使用して状況に応じて画面を調整する。 Android 13でのハイダイナミックレンジ(HDR)動画のサポートに続き、Ultra HDRでのHDR画像をサポートする。

 アプリごとに分離されている健康に関するデータを1つに保存し、プライバシーを一元管理するヘルスコネクトを追加。各種ヘルス&フィットネスアプリに接続して同期すれば利用できる。位置情報などの情報へのアクセスをアプリに許可するよう求められた場合、アプリが位置データを第三者と共有している際に通知が表示されるようになった。

 視覚/聴覚障がいを持つユーザー向けの機能も搭載し、拡大鏡はピンチ操作で拡大や縮小が可能。拡大鏡がオフにならないよう設定もでき、読みやすさを損なわないテキストサイズの変更に対応する。聴覚補助の取り組みも更新し、補聴器を接続して操作する直感的な設定機能も備えた。

 あわせて、One UI 6ではクイックパネルやロック/ホーム画面、マルチタスクの使いやすさを向上させた。カメラ、ギャラリー、写真エディター、動画プレイヤーの機能拡充のほか、天気、カレンダー、リマインダー、スマートセレクト、アクセシビリティなどの機能強化も行う。

 端末本体での更新はホーム画面で「設定」→「ソフトウェア更新」→「ダウンロードおよびインストール」と選択し、画面の案内に従って操作する。更新時間は端末本体(Wi-Fi)で約43~45分、PCで約96分。最新ビルド番号はGalaxy S23が「UP1A.231005.007.SC51DOMU1BWK5」、Galaxy S23 Ultraが「UP1A.231005.007.SC52DOMU1BWK5」。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>Samsung スマホのバッテリー

Xperia 5 V向けのAndroid 14アプデは「来週」、IVシリーズへは12月中旬提供開始との情報

ソニーのXperia向けのAndroid 14アップデート。

今のところ、大半の海外版Xperia 1 Vと一部の海外版Xperia 10 Vに対しては提供済みとなっています。

一方、例年通りのパターンであれば1 Vと同時に提供されるされるはずのXperia 5 Vに対してはまだどこの国・地域でもAndroid 14アップデートは提供されていません。

そんな中、このXperia 5 V向け、そしてさらに1世代前のIVシリーズへのAndroid 14アップデート予定情報がでてきました。

Xperia 5 V向けのAndroid 14アップデートは「来週」とのこと。

タイミング的にこれが日本で言う「今週」を指すのか、その次の週を指すのかは微妙ですが、今回の情報が正しければ遅くとも12月6日の週には提供が開始されるということになります。

一方、Xperia 1 IVや5 VI (10 IVが含まれるのかは不明)に関しては12月中旬とのことなので、5 Vへのアップデート提供の1~2週間後、ということになりそうです。

ただ、この投稿者自身も言及しているように、ソニーのOSアップデートに関する情報は一応公式サポートからの情報でも不正確なこともあるので、鵜呑みにはできません。

よって、大体この程度の時期にアップデートが提供されそう、といった目安程度にしておいた方が良さそうです。

Android 14に相当ヤバいバグ!ロックアウトや再起動ループ、勝手に初期化が発生

Googleの最新OS、Android 14。

すでにPixel 6以降のスマホ、タブレットに提供が開始されて1か月近くが経過しており、全体的な評価は上々。
これまではそれほど深刻な不具合・バグなどの報告はありませんでした。

しかし今回、Android 14アップデート後のPixelを特定条件下で使用する際に発生する、かなり「致命的」とも言えるレベルの重大なバグが発見された模様です。

テクノロジー関係のメディアでは非常に信頼性の高いars Techinicaが伝えたもので、これによると、Android 14へアップデートをしたPixel 6シリーズやPixel 7シリーズ、Pixel Tablet、Pixel Foldで、複数プロファイルを設定していると、ユーザーがデバイスのストレージからロックアウトされ、デバイスが「使えなくなる」というもの。

この問題は当初、Pixel 6シリーズのみで発生していると言われていましたが、その後被害報告が拡大。他のシリーズでも広範囲に発生していることが明らかになってきたようです。

Androidのユーザー・プロファイル・システムは、1つのデバイスで複数のユーザーを使用することができたり、また、「ホーム」と「仕事」のプロファイルを分割することで、重複するアプリを介して、仕事のデータと個人的なデータを分けて管理することができます。

しかし、今回のバグでは一つの端末に複数のプロファイルを設定して使っている場合に、特定のプロファイルのデータストレージにアクセスできなくなり、その結果、端末が再起動ループを繰り返したり、さまざまなエラーメッセージが表示、場合によっては端末が完全に工場出荷状態に初期化される例も発生している模様です。

そのため、同サイトでは複数プロファイル設定をしたPixel端末を使用している場合はできるだけ早くバックアップを取ることを勧めています。

また、同サイトによると、Googleは通常、OSにここまで深刻なバグが見つかった場合はすぐにでもOSアップデートのロールアウトを停止するそうですが、今回それがされなかったことに疑問を呈しています。

一方、同サイトによると、GoogleのIssue Trackerと見る限りではまだGoogle側もこの問題を認識しておらず、修正に向けた対処は開始すらしていないとのこと。

よって、現時点ではこのバグが次回以降のアップデートで修正される見込みはないということに。

複数のプロファイルで端末を使用しているPixelユーザーというのはそれほど多くはないと思いますが、被害を考えるとこれは相当深刻な不具合と言えます。

同条件でPixelを使用している方は複数プロファイルの使用自体をしばらくやめるか、データのバックアップを早急に取ることをおすすめします。

なお、この不具合がPixel限定で発生するものなのか、他メーカーのモデルでもAndroid 14アップデート後に発生するものなのかは不明。
後者だとバグの深刻さからすると、アップデートの提供時期がずれ込む可能性すらありそうです。

OPPO Reno10 Pro 5Gに間もなくAndroid 14 (ColorOS 14)アプデ提供開始の模様

Oppoが今秋に国内リリースしたアッパーミドル機、OPPO Reno10 Pro 5G。

本体価格は高めに設定されていますが、ソフトバンクがかなりアグレッシブな割引をして販売しているためか、かなり売れ行きは好調なようです。

そんなOPPO Reno10 Pro 5Gですが、今回、OSにAndroid 14を搭載したものが発見されました。

これはブラウザベンチマーク測定サイト「HTML 5 TEST」からのもので、「CPH2525」はグローバル版のOppo Reno10 Pro 5Gのものです。

Android 13をデフォルト搭載の同モデルですが、今回のベンチマークでは「Android 14」となっており、これによりOppoが同モデル向けにColorOS 14を準備中であることが伺えます。

なお、国内で展開されているOPPO Reno10 Pro 5GはSIMフリー版が「CPH2541」、Y!mobile版がA302OPでファームウェアも異なります。

よって、グローバル版よりはアップデートの提供が遅くなることが予想されます。

Androidスマホのアプリ起動が30%も高速化!最新のARTアップデートで

大半のAndroidスマートフォンのアプリの起動時間が、今後、大幅に高速化される模様です。

GoogleがAndroid Developers Blog上で明らかにしたもので、ARTのアップデートにより、アプリの起動時間の短縮、実行速度の向上、メモリ使用量の改善、より効率的なバイトコードのコンパイル、セキュリティの修正が行われるとのこと。

そして、ランタイムとコンパイラの最適化により、アプリの起動時間が「一部のデバイスで最大30%高速化」される模様です。

アンドロイド・ランタイム(ART)は、Androidオペレーティング・システム(OS)を支えるエンジンで、すべてのアプリとほとんどのOSサービスが依存するランタイムとコアAPIを提供しています。

アプリが起動に要する時間はしばしば端末性能の指標として使われることもあり、実使用における重要な要素でもあります。

そういった意味で、Androidスマホでアプリの起動時間が最大30%も高速化する、というのはかなり大きな進化と言えると思います。

なお、このARTのアップデートはAndroid 12以降のOSを搭載したモデルはすべて対象となるとのことで、今後、順次Googleシステムアップデートの一部として最新ARTが提供されるようです。

ただ、このARTのアップデートがどの時点のGoogleシステムアップデートに含まれることになるのかは明言されていませんが、少なくとも、Android 14には最新バージョンが内包されることとなりそうです。