パソコンが動かない!原因の特定方法と解決手順

1.動かないときに確認すること
パソコン動かないと思ったときに重要なことは「落ち着くこと」です。実際にはなかなか難しいものですが、パソコンが動かなくなったときはまず落ち着き、下記の3つの手順に従いましょう。

このとき、「急いで何かをしなくてはならないことが別にある」のであれば、まずはそちらを解決しましょう。パソコンのトラブルは、落ち着いてじっくり取り組むことが大切です。パソコンでしなければならない作業があるのなら、ほかのパソコンや手作業で片付けてからにしましょう。

1-1.パソコンでの作業中か確認
まず確認しなくてはいけないことは、そのパソコンが作業中かどうかです。ワープロで書類作成中だったのでしょうか、それともWebブラウザで情報を閲覧中でしたか? そういうことをまず確認しましょう。

1-1-1.ワープロソフトなどでの入力中か確認
ワープロソフトなどでの入力中の場合、単純に文字変換に手間取っているだけという可能性があります。パソコンではIM(インプットメソッド、文字入力ソフト。Windows/MacともにOSに標準搭載されています)という変換ソフトで入力された文字を漢字などに変換していきますが、使い込んでいくと学習したデータが膨大になって、変換に時間がかかることがあります。

1-1-2.Webブラウザで情報の閲覧中か確認
Webブラウザで情報閲覧中に動かなくなった場合、先述のIMが遅いだけということのほかに、回線の速度が遅くて情報表示が追いつかない、接続先のサーバーの不具合などで時間切れになってしまうということが起きます。

1-1-3.ソフトの起動をしようとしたのか確認
ソフトを起動しようとしてパソコンが動かなくなるケースでは「ソフト自体の不具合」が疑われます。いわゆる「バグ」というソフトの不良や、開こうとしたファイルに問題があって、バグを誘発して止まってしまうことがあります。

1-2.起動を終えて作業を始める前か確認
パソコンの電源を入れてしばらくすると、最初の画面が表示されます。しかし多くの場合、この時点では「一見使用できる準備が整ったように見えて、実際はまだ起動処理中」の状態です。

この場合、パソコンは「パソコン自体の起動」を優先するので、ほかの処理は後回しになります。そのため、止まっているように感じることがあります。

1-3.パソコンが起動の途中で終了するのか確認
WindowsでもMacでも、電源を入れてから起動するまでに「真っ黒な画面」がしばらく表示されることがあります。個体差はありますが、この真っ黒画面自体は異常ではありません。きちんと動いていますので、ご安心ください。「2-2.起動が途中で止まる場合」で見分け方をご紹介していますので、参照してください。「真っ黒画面ではない異常」で起動しないこともありますので、あわせて紹介しています。

1-4.電源スイッチを押して反応するか
電源スイッチを押して起動しようとした場合、WindowsパソコンではBIOS関連の表示が、MacパソコンではAppleのロゴが表示された後、起動を開始します。

これらの表示がそもそもされない場合には、電力の供給に何らかの問題があると考えられます。

2.状態を確認したら原因を特定する
状態によって、いろいろ分かることがあります。でも、原因を即断するのは危険です。判断を間違えれば状態を悪化させるということもあるので注意しましょう。この段落で原因を特定し、次の段落で原因ごとの対処法を説明します。

2-1.パソコンの起動が完了している場合
2-1-1.画面表示変化の確認
パソコンの起動が完了している場合には、画面にさまざまな表示が行われます。まずはそういうことがないか、画面をすみずみまで確認しましょう。

Windowsパソコンの場合、画面の下部にあるタスクバーに注意表示が行われることがあります。注意がある場合は、クリックして何か画面が出てこないか確認してください。

Macの場合は、画面下のドックでアイコンがぴょんぴょん跳ねていることがあります。この場合もパソコンからお知らせがあるというサインですので、クリックしてお知らせを確認してください。

この場合は「パソコンが入力を求めていたことについて、私たちが気付かなかったこと」が動かなくなった原因の可能性があります。

2-1-2.マウスポインターの動作確認
画面内に特別な表示が見あたらない場合、パソコンが本当に止まってしまっていることがあります。マウスを動かして「マウスポインター(マウスに連動する画面内の矢印)」が動くかどうかを確認してください。

マウスポインターが動作しない場合、何らかのトラブルが原因です。また、同じようにキーボードの動作も確認してましょう。Windowsパソコンであれば「Windowsキー」を押して、スタートメニューまたは、スタート画面が表示がされるかを確認してください。

Macの場合には、「Command ⌘」キーを押しながら「Tab」キーを押してみて、ウィンドウ画面が切り替わるかを確認します。

マウスが動作しないのにキーボードでは操作できる場合は、パソコンではなくマウスのトラブルです。これにはいくつかの対処方法があります。

マウスでもキーボードでも操作できない場合、マウスやキーボードといった入力装置に問題があるケースと「応答なし状態」や「フリーズ状態」という、コンピューター自体がストップしている場合があります。

2-1-3.システム時計の動作確認
マウスでもキーボードでも操作が受け付けられない「フリーズ状態」の場合、パソコンが完全に停止していることが考えられます。フリーズ状態になると、パソコンに表示されている「現在時刻」が止まるほか、パソコン本体にある「ハードディスクの動作ランプ」も明滅しなくなります。

逆に言えば、表示されている時刻が正しい場合にはパソコンは動いているといえます。この「応答なし状態」のときに、止まっている場合の対処を行うと、パソコンを壊しかねませんので注意が必要です。

2-2.OSの起動が途中で止まる場合
パソコンの起動が途中で止まる場合、問題がない場合とある場合があります。

Windowsパソコンで起動中に真っ暗な画面がしばらく続く場合、多くは「何も問題はない」といえます。パソコン本体を見ると、ハードディスクの動作を示すランプがちかちか不規則に点滅しているはずです。場合によっては起動ができるまで辛抱強く待ちましょう。ただし、毎回起動時に真っ黒画面が続くようであれば異常が考えられますので、専門家にご相談ください。

一方で問題が発生している場合は、コンピューターはどんな異常が発生しているのかを利用者に知らせるようにできています。これには、画面が真っ青になって(ブルースクリーンといいます)英語で異常報告が行われる場合と、黒い画面に異常報告がおこなわれる場合があります。

これらの異常報告画面が表示されたときには、専門家でない限り、手出しはしない方がよいでしょう。可能ならば異常報告画面を記録しておき、メーカーやお店のサポートいった専門家に相談しましょう。

2-3.電源スイッチに反応がない場合
2-3-1.電源ケーブルの接続確認
電源スイッチを押しても反応がない場合には、電力供給に何らかの問題があると考えられます。一番多いケースは、電源ケーブルのゆるみ、ケーブル自体のいたみです。

2-3-2.タップなどへの電力供給
パソコン周りを長期間、変更や掃除をしていない場合には、コンセントや電力タップにゴミなどが詰まり、異常が起きることがあります。一度全部はずして、汚れやゴミがないかを確認しましょう。これで改善すれば、原因はコンセントとパソコン間の電源の問題です。

3.原因に応じて対処する
3-1.フリーズはしていない場合
これまでのチェックで「フリーズではない」場合の対処方法をご案内します。いくつかのケースにわかれていますので、ゆっくり操作してください。

3-1-1.ダイアログボックスなどの入力待機状態
パソコンが「入力待機」になっている状態の場合、タスクバーやドックから入力画面を呼び出して、入力すれば大丈夫です。書いてあることが難しくて、何を入力すればいいのか判断に迷う場合には、詳しい知人、メーカーやお店のサポートなどに相談しましょう。

文字入力中・インターネット閲覧中の場合は、いくつかの原因がありますが基本的な対処は同様で、それは「待つこと」です。

3-1-2.インターネット閲覧中の場合
インターネットを閲覧中に動かなくなった場合、いくつかのケースでやや対処が異なりますので、次に詳しく紹介します。

・通信速度の問題で画面表示が遅い場合
これはデータが届くまで待つしかありません。動画は特にデータ量が多いので、気長に待ちましょう。根本的な対処方法としては、より高速なインターネット回線にするなど、通信環境を改善することです。

・ソフトウェアのアップデートが累積している場合
Windows Update、App Storeのソフトウェアアップデート、Adobe製品のアップデート、Java Updateのような「更新」が累積していると、インターネットに接続したときにまとめてアップデートが実行され、画面表示がまったく追いつかなくなることがあります。

この場合も気長に待つことになります。また更新の際には、ハードディスクの動作ランプが激しく明滅しますので、判断のポイントになります。

根本的な対処方法として、パソコンをこれまでよりたくさん起動する、アップデート情報に敏感になるなどの意識が必要です。これらのソフトはインターネットで個別に「手動アップデート」をすることもできますので、これを利用するのもよいでしょう。

・ソフトの起動中に停止する場合
ソフトの起動中に停止する「バグ」の場合に、はユーザーにできることはあまりありません。ソフトメーカーが対処してアップデートしてくれるまで待つか、そのソフトの使用をしばらく見合わせましょう。ソフトをインストールしなおす方法もありますが、自信がない場合は専門家にお願いしましょう。

これは、開こうとしたデータに不具合があってソフトが停止する場合も同様です。無理にソフトを使用しない方がよいでしょう。

3-1-3.電源ケーブル、コンセントの異常
コンセントからケーブルを一度抜いて、表面に傷がないか、端子の接触部分に汚れやゴミがないかを確認して、挿し直して電源を入れます。

3-1-4.マウス、キーボードの異常
マウス・キーボードの異常では、まずマウスドライバーという「マウスを動かすためのソフト」の動作異常が考えられます。この場合は、本体からマウスを一度抜いて、もう一度挿し直せばなおることがあります。無線マウスの場合には小さな親機が本体にささっていますから、そちらを抜き差ししてみます。

また、ドライバーソフトが最新のものかどうかを確認しましょう。

他の原因として、無線マウス・無線キーボードでは乾電池で動作していますから、電池切れで動かなくなることもあります。マウスやキーボードの電池交換をして動くかどうかを確認してみてください。

3-1-5.パソコンが応答しない状態の場合
応答なし状態の場合は、Windowsでは「Ctrlキー」と「Altキー」を押しながら「Deleteキー」を押すことで呼び出せる「タスクマネージャ」、Macでは、「Commandキー」と「Optionキー」を押しながら「Escキー」を押すことで呼び出せる「アプリケーションの強制終了」を使って、応答なしになっているアプリケーションを終了させることができます。

ただし、作業中のファイルが失われることがありますので注意しましょう。

3-2.フリーズしている場合
フリーズの場合は、ほとんどの操作ができません。まずは電源スイッチを軽く押してパソコンが停止できるか試してみましょう。軽く押して停止できない場合は、電源スイッチを「パソコンが停止するまで押す(「電源ボタン長押し」と呼びます)」ことが必要になります。機種によっては「リセットボタン」があるものもあります。取扱説明を確認しておきましょう。

ただし、この操作をフリーズ以外で行うと、コンピューター自体に深刻なダメージをあたえる可能性があります。ハードディスクの動作ランプが完全に停止しているかを確認してから実行しましょう。また、メーカーやお店のサポートなど、プロにまかせるのもひとつの方法です。

3-3.電源供給以外で起動しない場合
ここまでのチェック、対処でもパソコンが動かない場合、ユーザーにできることはあまりありません。

これは「フリーズ」ではなく「起動しない」ということなので、メーカーに修理を依頼するか、買い換えを検討しましょう。いずれにしても、パソコンに保存してあったさまざまなデータは消去されてしまいますので、バックアップデータが重要になります。

とはいえ、パソコンは動かないのですから、最新のバックアップを取ることはできません。これまでにバックアップをとっておいたかどうかが頼りになります。普段からバックアップを習慣づけておきましょう。

これはメーカーに修理を依頼する場合でも同様です。運良くデータが消去されなければよいのですが、それは期待しないようにしましょう。

4.最後に
OSの信頼性が上がり、以前ほどフリーズする事は無くなりましたが、それでもパソコンのフリーズは日常的な問題の一つです。

単なるフリーズなら最悪でも電源を落とすことにより解決するのですが、問題は故障によって起動しなくなった時です。

パソコンそのものを修理・買い替えするにしても「お金を出せば解決する」ので、深刻度の点ではまだそれほどではありません。

クラウド上にデータが残っておらず、そのパソコンだけにしか記録されていない「家族との思い出の写真」や「旧友や大事な顧客とやりとりした電子メール」などは、いくらお金を出しても二度と手に入れることができないものです。

大切なデータを失う悲しさは実際に経験しないとわからないものですが、そのような経験をされないよう、普段からデータのバックアップなどを考慮しておくと良いでしょう。

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子供にスマホを渡すときに注意する3つのこと

子供にスマホをねだられて与えるかどうか悩んでいませんか?
スマホをはじめとするモバイルデバイスが急激に普及する今日、子供を持つ親としては、子供とスマホの付き合い方は避けて通ることはできない問題です。
本記事では、スマホが子供に与える影響、スマホを持つことで考えられる被害と子供に買い与えるなら欲しい機能を紹介します。
親子でスマホとどう向き合うのかを考える大きなヒントになると思います。

1.スマホをやりすぎると学力が低下する
勉強時間が同じでもスマートフォンを使いすぎると学力が低下するという調査結果が浮かび上がっています。

脳を鍛えるゲームソフト「脳トレ」を監修した東北大学・川島隆太教授を始めとしたグループが調査を実施しました。

調査結果のポイント3つを以下に書きます
> 家庭で平日2時間以上勉強した子供がスマートフォンを1時間未満利用した場合、数学の平均点数が75点です。しかし、同じ勉強時間でスマートフォンの利用が4時間を超えると平均点数が57.7点まで落ちます。
> 一方で、勉強時間が30分未満の子供はスマートフォン利用時間が1時間未満だと数学の平均点数が63.1点なのが、スマートフォン利用時間が4時間を超えると47.8点まで落ちます。
> この結果は数学だけでなく、国語、理科、社会、英語でも同じ傾向が見られたということです。
しかし、スマートフォンをまったく利用しないグループの平均点数は1時間未満のスマートフォン利用グループよりも低かったと言っています。

このことから学びとれることとしては、下の2つのことがあると考えます。
1.スマホ、タブレットを使う時間が1時間を越すと悪影響が出てくる
2.勉強に集中する時間と息抜きをする時間のメリハリを作ることが大事

2.スマホを持つことで考えらえる4つの被害
2-1. 意図しない情報の流出
情報の流出方法として4 つご紹介します。
1.SNSなどに投稿した写真から利用者情報が流出
2.不審な無線LANへの接続に伴う通信内容の流出
3.クラウドサービスの利用による意図しない情報の流出
4.SNS、プロフからの個人情報流出

起こりうるひどい被害として、嫌がらせ、個人を特定した不当請求などが考えられます。

2-2. いじめ、誹謗中傷、トラブルに巻き込まれる
SNS、プロフなどを用いていじめ、誹謗中傷が行われることがあります。経緯と下の3つを紹介します。

2-2-1.冗談のつもりで書き込んだ内容が元となって喧嘩に

例としては、A君が冗談のつもりで「B君ウザい」とB君が見れない設定でSNSにコメントを書きました。他の友達がA君のコメントをコピーして、B君に見られ、B君が怒って喧嘩へと発展してしまいました。
2-2-2.なりすまし投稿による誹謗中傷

例として、A君はB君と仲がよくありません。A君はB君になりしましてSNS上でC君の悪口を書きました。C君は怒ってB君を問い詰めましたが、B君は書き込んでいないと主張しました。調査をするとA君が書き込んだことが発覚。

2-2-3.動画サイトを用いたいじめ

例として、いつも数人にいじめられているA君がいました。ある日いじめっ子の1人が携帯電話でいじめている動画を撮り、動画サイトに掲載しました。
動画サイトでは、A君を誹謗中傷するコメントが相次ぎました。

起こりうる被害としては、トラブルの原因となっていじめられたり、登校拒否にまで発展することも少なくはありません。

2-3.ウイルス感染による被害
Androidプラットフォームの普及によりモバイルを標的としてウイルスが急増しました。
Androidモバイルマルウェアは2013年に3,262確認されました(注1)また、ウイルスを使う攻撃者たちが付くセキュリティホール(脆弱性(ぜいじゃくせい))はモバイルでは2013年に127件見つかっています。

これらのウイルスが行うこととしては下の3つのことが78%(注1)を占めています。

2-3-1.モバイルデバイスを使ってユーザーをスパイするユーザー追跡
SMS、メッセージ、通話履歴を収集し、GPSで位置情報を追跡します。通話を録音し、デバイスで撮影された写真、ビデオをも収集します。
なお、ウイルスでなくても通常の監視アプリを勝手にインストールすることで端末の位置情報、通話記録、電話発着信履歴、SMSの内容、写真データなどを盗み見る手口もあります。

2-3-2.情報盗難

デバイス情報、設定情報、挙句の果てには銀行情報などのデバイス、ユーザーのデータを盗み出します。

2-3-3.従来の脅威

パソコン上のマルウェアと同様に不正アプリが侵入することにより、侵入者が自在にデバイスを操ります。
考えられる深刻な被害としては、下の5つがあります。

プライベートの写真の流出
電話帳の流出
オンラインバンキングのID/Passwordなどのアクセス情報の詐取による不正送金
オンラインゲームでのID/Passwordなどのアクセス情報の詐取による、アイテムの盗取
クレジットカード番号の詐取による不正購入
※3~5は不正アプリが他のアプリ、Webサイトでの入力を盗むことはできず、不正アプリが他のアプリを乗っ取り、ユーザーに不正アプリから情報入力をさせて、情報を盗み出します。

2-4.詐欺にあう
スマートフォンでインターネットを利用することで起こりうる詐欺手口としては代表的なことは下の2つがあります。

2-4-1. お金を払ったけど商品が届かない代金詐欺

この手のトラブルは2012年に比べて2013年は2.3倍と急増しています。(国民生活センター調べ)オンラインショッピングで商品を購入し、銀行口座への前払いを要求され代金を振り込んだが商品が届かないという手口です。

このような手口に合った方たちの相談内容からの詐欺サイトには以下の4つの特徴があります。

価格が極端に安いか、実店舗、大手サイトで売り切れている希少な商品を販売
サイト、連絡メールの日本語がおかしい、とくに会社概要欄
支払方法が前払いに限定
振込先の口座が個人名義
対策としては、以下の4つが考えられます。

大手サイト、モールを利用する、または複数の口コミサイトでショップの評価が高いショップでお買物をする
個人名義の銀行口座への前払いは行わない
振込んでしまった場合は銀行と警察に相談
申込前の相談は消費生活センターへ

2-4-2. ワンクリック詐欺による不当請求

ワンクリック詐欺はインターネットのサイトを観覧していたら、年齢認証、同意などを求められクリックすると、一方的に会員登録させられ、高額な料金を請求されるという手口の詐欺です。
スマートフォンでもワンクリック詐欺に出会う可能性があります。

パソコンでのワンクリック詐欺は自分のIPアドレス、プロバイダ情報を表示させ、不安をあおるケースが多いです。
スマートフォンの場合は携帯電話の個体識別番号を表示させることもあります。個体識別番号から個人情報は分かりませんので慌てないでください。
不正なアプリをインストールした場合は請求画面に電話番号、メールアドレスを表示する場合があります。この場合は、詐欺業者に端末の個人情報が伝わっている可能性があります。相手から電話、メールが来た場合は着信拒否、受信拒否などで対応してください。

相手業者に電話をしたり、確認メールを送ると、相手に自分の連絡先を教えることになるので、連絡しないでください。

予防策としては以下の3つのことをおススメします。
1.セキュリティアプリを入れる
2.信頼できない場所からアプリをインストールしない設定にする
※信頼できる会社からのアプリ提供の場合はダウンロードは大丈夫です
3.アプリをインストールする前に表示されるアクセス許可画面の内容を確認する

3. 子供にスマホを買い与えるなら欲しい機能とスマホの紹介
3-1.スマートフォンの利用制限
利用制限を機能として考えると下の3つが大事だと思います。

3-1-1.利用時間制限と利用時間帯の制限
利用時間制限とは1日の利用時間に制限を設けることです。
スマホの利用を1日1時間までにするのか、2時間までならいいのかなどを設定します。
利用時間帯の制限は、例えば9時夜8時以降は勉強と就寝のための時間なので、8時以降のスマホの利用を制限するなどの設定です。

3-1-2.電話での通話時間制限
1回の電話の通話時間の制限を設けることで長電話を防ぐことができます。

3-1-3.電話の発信制限と着信制限
知らない人からの電話と発信を防ぐことができます。

3-2.有害コンテンツとウイルスのアクセス制限
アクセス制限は下の3つの機能が大事だと思います。

3-2-1.有害サイトのブロック
アダルト系、出会い系の有害サイトへのアクセスを遮断するフィルタリング機能です。

3-2-2.ウイルスの侵入防止
ウイルスに感染したサイトを観覧してもウイルスの感染を防いだり、不正アプリをダウンロードしたとしても、ウイルスの動作、情報の流出を予防します。

3-2-3.アプリのダウンロードは親が管理
子供のアプリダウンロードを制限。または親の監視下でのダウンロード管理します。

3-3.子供向けスマートフォン
上の機能を実現するためのスマートフォン子供に買い与える方法は2通りあります。

3-3-1.利用制限、セキュリティを加味した子供向けのスマートフォンを与えます

3-3-2.通常のスマートフォンにセキュリティアプリと子供向け制限アプリをインストールします

1つずつ具体的な内容を紹介します。
3-3-1.利用制限、セキュリティを加味した子供向けのスマートフォンを与えます

子ども向けスマートフォンを取り巻く状況は変わってきています。

以前は子ども向けに特化したスマートフォンが「ハードウェア」として発売されていましたが、現在は大人が使うスマートフォンと同様のハードウェアに「サービス」として子ども向けのカスタマイズを行っているものが多く見受けられます。

3-3-2.通常のスマートフォンにセキュリティアプリと子供向け制限アプリをインストールします

機能制限アプリとセキュリティアプリを1つずつインストールしておけば大丈夫だと思います。
主なアプリを紹介します。
子供向けのスマートフォン機能制限機能アプリ

4.まとめ
スマートフォンは素晴らしい発明です。インターネットとアプリからは豊富なコンテンツにアクセスができ、学習でき、生活に役立ち、遊ぶこともできます。
過ぎたるは及ばざるがごとしとはよく言ったものだと思います。大人も子供も使いすぎたり、依存症になると弊害がでるのは大人なら考えれば分かることです。
子供の場合は分からない場合があるので、そこを大人がサポートをする必要があるのだと思います。
今後、スマートフォンをはじめとしたモバイルデバイスは益々進化していくのは確かです。
きっと大事なことをモバイルデバイスとどうつき合っていくか、ということでしょう。
モバイルデバイスに依存してしまうのか、うまく使いこなすのかです。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>スマホのバッテリー