iPhone 15に”モバじゅう”を接続したら電力が低下しました!? – いまさら聞けないiPhoneのなぜ

iPhoneにケーブルを挿すということは、バックアップなどデータの送受信か、内蔵バッテリーの充電が目的….という発想は過去のものとなりました。最新のiPhone 15シリーズでは、外部インターフェイスがLightningからUSB-Cに変更されただけでなく、iPhoneから電力を供給(給電)することが可能になっています。

iPhone 15シリーズにおける電力の融通は、USB-Cケーブルで接続された2つのデバイスの両方が受電/給電可能な場合(Dual Role Powerデバイス)、ケーブルを接続するタイミングで役割が決定されます。あるタイミングで受電状態のデバイスが接続されれば給電側に、給電状態のデバイスが接続されれば充電側になる、というUSB PDの仕様に従います。

ただし、Dual Role Powerデバイスが受電・給電どちらの状態をとるかは、30 – 70%の範囲で設計の裁量が委ねられています。受電・給電の関係を入れ替える機能(ロールスワップ)も定義されているため、一部のAndroid端末では受電・給電の設定を任意に切り替えることが可能です。

iPhone 15にUSB-Cケーブルで機器を接続したら電力が低下したということは、iPhone 15が給電側に回ったと考えられます。USB-Cを採用した機器には、ACアダプタのように給電専用もあれば、USBメモリのように受電専用もありますから、iPhone 15がモバイルバッテリーと同じ役割になってしまう可能性はじゅうぶんあります。

実際、iPhone 15とUSB-Cケーブルで接続すると受電側に回ることがあるモバイルバッテリーの存在も報告されています。Dual Role PowerデバイスとiPhone 15を接続するときには、バッテリー残量を増やすつもりがかえって減らしてしまったということがないよう、接続直後に受電・給電の状態を確認しましょう。

急速充電ができるモバイルバッテリーの注意点



今やスマートフォンは、ビジネスやプライベートでなくてはならない存在です。ですが、電化製品はバッテリーが切れてしまっては使用することができません。一人で使っているときならまだしも、ビジネスシーンや緊急時であれば、大きなトラブルにつながることも考えられます。そんなときに便利なのが、急速充電が可能なモバイルバッテリーです。
ここでは、急速充電に対応したモバイルバッテリーの購入時に、気をつけたいことをご紹介します。

モバイルバッテリーで急速充電をしたいケース
スマートフォンのバッテリー切れ、もしくは残量が少ないときに行う充電。通常のモバイルバッテリーでも対応可能ですが、十分充電するにはある程度時間がかかってしまいます。そこで、緊急性が高い場合には、急速充電できるタイプが適しているといえます。

緊急性の高い状況としては、下記のようなものが考えられます。

同僚や友人と待ち合わせをしたが見つからない。スマートフォンがあれば連絡できるがバッテリーが切れている。
外出中、顧客から急いで資料を確認するように依頼されたが、テザリングするほどバッテリーが残っていない。
同僚のスマートフォンのバッテリーが切れており、充電させてくれと頼まれた。
旅先で道に迷ったが、スマートフォンのバッテリーが切れ、Google マップなどの地図検索機能が使えない。
ソーシャルゲームで新しいイベントが始まるが、バッテリーが切れかけているのでプレイできない。

急速充電可能なモバイルバッテリーを選ぶ5つのポイント
上記の状況を見て「ありそう」と思った方は、急速充電が可能なモバイルバッテリーを用意すべきでしょう。店頭などにはパッケージに「急速充電可能」の文字が記載されているモバイルバッテリーが販売されていますが、そういった商品ならどれでもいいかというと、そうではありません。
ここでは、急速充電可能なモバイルバッテリーを購入する際に確認すべきポイントを5つご紹介します。

1 使用しているスマートフォンに必要な電力(ワット)を確認
端末によって急速充電に必要なバッテリーのパワーは異なります。例えば、18Wで充電できるモバイルバッテリーを購入しても、スマートフォン側が18Wでは急速充電ができないケースや、それ以上の速度で充電できるスマートフォンにとっては18Wでも遅いといったケースがあります。そのため、急速充電したいスマートフォンには、何ワット(W)の電力供給が必要なのかを確認しましょう。

2 モバイルバッテリーの電流(アンペア)を確認
急速充電するために必要な電力がわかったら、対応している商品を見つけます。この際に合わせて確認したいのが電流のアンペア数です。アンペア数が高いほど、早く充電できます。また、スマートフォンの機種によって、「急速充電するためには最低2A以上の電流が必要」などの条件もあるので注意が必要です。

3 モバイルバッテリーの急速充電規格を確認
スマートフォンでよく使われる急速充電の規格に、「Quick Charge」があります。Quick ChargeはQualcommが開発した規格で、スマートフォンには18Wの電力で急速充電できるバージョン2.0や3.0が採用されています。対応しているスマートフォンはAndroid搭載が主流です。
ほかに、パソコンでおなじみのUSB Type-Cを使った「USB Power Delivery」があり、最大100Wの給電が可能です。これは、iPhoneやAndroidに採用されており、スマートフォンのほかノートパソコンなどにも使えます。お使いのスマートフォンで急速充電に対応した規格を確認し、対応しているモバイルバッテリーを選びましょう。

4 充電したい端末数に合わせてポート数を確認
スマートフォンだけ、携帯ゲーム機だけなど、単体で端末を充電するだけでなく、家族や友人のものなど複数の端末を同時に充電したい場合には、モバイルバッテリーの持つポート数を確認してください。
ただし、ポート数も、数があればいいというわけではありません。明示されている電力量が合計出力の場合、2つ同時に使えば半分の電力しか供給されない商品もありますのでご注意ください。

5 使用するケーブルの種類を確認
最後に確認しておきたいのが、モバイルバッテリーと端末を接続するケーブルです。例えば、USB Power Deliveryを利用するなら、USB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cケーブルを使う必要があります。
モバイルバッテリー購入後、ケーブルがないばかりに充電できないことがないよう、きちんと確認しておきましょう。

必要な機能を満たしたモバイルバッテリーを選ぼう
急速充電可能なモバイルバッテリーは、単にパッケージに「急速充電可能」と記載されたものではなく、充電したい端末の規格や使い方を踏まえて選ぶ必要があります。
自身の目的や状況に応じて、必要な機能を満たしたモバイルバッテリーを選択してください。



スマホのバッテリー劣化の指標「充電サイクル500回」って結局どういうこと?

バッテリーが劣化するから、スマホの利用限度は2年程度」――こんな話を聞いたことはありませんか。これは、スマホの「充電サイクル」と「500回」という2つのワードが組み合わさって生まれた“通説”です。

 充電サイクルや使用回数、充電回数が500回であるということは、多くのモバイルバッテリー(スマホ内蔵バッテリー同様リチウムイオン電池を使用)の商品紹介サイトで説明されています。また、iPhoneを製造するAppleも公式サイトで「500回」という1つの指標を掲載しています。

 それでは、この「充電サイクル」とは何をカウントしているサイクルなのでしょうか。500回を超えてもバッテリーが劣化しないような使い方はあるのでしょうか。

電源に挿すことでカウントされない回数
 「充電サイクル」「充電回数」と聞いて、すぐに思い浮かべるのが、「充電した回数」つまり、電源に接続した回数です。例えば、以下のような考え方です。

スマホのバッテリー残量が50%程度になってしまったので、電源に接続した→1回
コンビニに出掛けるため、いったん電源から外し、帰宅してまた電源に接続した→1回
ゲームしやすいように電源から外し、イベントが終わったのでまた接続した→1回
 このような数え方をしていては、あっという間に上限の500に到達します。これでは、「今、つなげたばかりなんだから、抜かないでよ」と言いたくなってしまうのもやむを得ません。

 しかし、先ほどのAppleのサイトをもう一度よく読んでみると「フル充電サイクル」という表現を使っているのが分かります。なお、AppleがiPhoneバッテリーについて説明した別のページでは、「充電サイクル」という言葉で説明しているため、両者は同じだと考えられます。

 このフル充電サイクルまたは充電サイクルとは、合計で100%になる充電を行った回数または合計で100%放電させた回数のこと。

 例えば、1日目にiPhoneのバッテリーを65%消費し、その夜に充電を行って100%まで回復させました(65%を充電した)。2日目には35%しか使わず、その夜にまた100%まで充電させました(35%を充電した)。電源に接続した回数が2回ですし、100%まで充電した回数も2回ですが、充電(または放電した)した量の“合計”が100%になった、この2日間で1サイクルとしてカウントされたというわけです。

 なお、Appleでは、この充電サイクルを500回繰り返したとしてもiPhoneバッテリーの「本来の蓄電容量の最大80%を維持するよう設計」しているとしています。これを下回るほど劣化しているのであれば買い替えを検討、もしくはバッテリー交換をした方がいいよいようです。

 というのも、内蔵バッテリーの劣化が著しいと、必要とする電力を供給しない可能性が生じ、その結果、部品保護のためiPhoneが強制的にシャットダウンし得るからです。使いたいときに使えないのであれば、元も子もありません。

スマホ内蔵のバッテリーを長持ちさせるためにできること
 スマホに搭載されているバッテリーも、モバイルバッテリーも、リチウムイオン電池を採用しているので、取り扱い方法や注意点にも共通点があります。

 例えば、モバイルバッテリーの多くは、本体を充電しながら給電しない(パススルー充電をしない)ように注意喚起されています。同じように、スマホも使いながらの充電は、バッテリーの劣化を早めてしまいます。「バッテリー残量が100%になっていないと!」と、つい考えてしまう筆者もやりがちなのですが、電源に接続した状態でスマホを利用するのは避けたいところです。使うときは使う、充電するときは充電する、とメリハリをつけた使いかたをしましょう。

 また、完全に放電、つまり0%になるまで使ってしまうと、これもまた劣化の原因となります。20%、あるいは機器によっては使用中に警告の出る15%まで残量が減ったところで、電源に接続するようにしましょう。

 さらに、ながら充電をしないことに似ていますが、常に100%になるまで充電するのではなく、80%程度になったところで電源から外すことも推奨されています。直射日光にさらされる場所、高温下や低温下に置くこともバッテリーの劣化を早める原因となってしまいます。

USB Power Delivery(PD)対応モバイルバッテリーとは?特徴と選び方を紹介

外出先でスマートフォンを使うことが多い人にとって、今や必須アイテムとなったモバイルバッテリー。ビジネスでもプライベートでも、モバイルバッテリーで充電する際は、できるだけ高速に充電したいものです。モバイルバッテリーで急速充電が可能な規格としては、USB Type-Cで採用されている最新の給電規格「USB Power Delivery(PD)」があります。
ここでは、USB Power Deliveryについての基礎知識や、USB Power Delivery対応のモバイルバッテリーの選び方についてご紹介しましょう。

USBポートを利用した給電規格「USB Power Delivery(PD)」の特徴
スマートフォンを充電する際は、USBポートを利用することが主流です。USB Type-Cで使える給電規格のUSB Power Delivery(PD)は、最大100Wまでの電力供給が可能となっています。まずは、USB Power Deliveryの特徴について見ていきましょう。

急速充電が可能
USB Power Deliveryを使うと、急速充電が可能です。これは、USB Type-Cにある「CC(Configuration Channel)」という信号ラインにUSB Power Delivery対応充電器に機器が接続されると、デバイス同士で情報交換が行われ、充電器側で最適な急速充電の電力が選択されるからです。

さまざまな機器に給電できる
急速充電以外のUSB Power Deliveryのメリットとしては、ACアダプタの共通化が挙げられます。USB Power Deliveryでは、USB Type-C端子から5V、9V、15V、20Vの4つの電圧に対応した電力を供給できます。そのため、スマートフォンだけでなく、Nintendo Switchや大容量の給電が必要なノートPC、液晶モニターなど、さまざまなデバイスへの給電が可能です。
これまでは、それぞれの機器に対応したACアダプタが必要だったのが、USB Power Deliveryでの充電に対応した機器なら、1つに共通化できるのです。

双方向に電力の供給が可能
USB Power Deliveryに対応しているUSB Type-Cのケーブルは、双方向に電力供給ができる仕様となっています。これは、「ロールスワップ」という機能で、電力の供給側と受給側をスワップ(入れ替え)する際に活かされます。
例えば、ノートPCに液晶ディスプレイをつないだ場合を考えてみましょう。ノートPCにACアダプタがつながっていて、ディスプレイにACアダプタがつながっていなければ、ノートPCからディスプレイに給電されます。反対に、ノートPCにACアダプタがつながっておらず、ディスプレイにACアダプタがつながっていれば、ディスプレイからノートPCへと給電されるのです。

ケーブルもUSB Power Deliveryに対応している必要がある
USB Power Deliveryにも注意点はあります。それは、接続するケーブルが必ずUSB Power Delivery対応のケーブルでなければいけないことです。
USB Type-Cのケーブルだからといって、USB Power Delivery対応のケーブルとは限りません。USB Power Deliveryを利用する際には、この点を必ず確認するようにしましょう。

USB Power Delivery(PD)対応モバイルバッテリーの選び方
「使用に問題はないが、もっと高性能な製品を買ったから捨てる」ということはたくさんあります。そこで、USB Power Delivery対応モバイルバッテリーを選ぶ際に、何を基準にして、どこに注意すればいいのかをご紹介しましょう。

どのデバイスを充電したいのかを決める
USB Power Deliveryは、大容量の電流を給電できるのがメリットです。また、電圧も5V、9V、15V、20Vの4つに対応しているので、スマートフォンだけでなく、Nintendo Switchやタブレット、ノートPCなど、さまざまなデバイスに使用可能です。USB Power Delivery対応モバイルバッテリーを購入する際は、自分が所有するどのデバイスを充電したいのかを考えて購入しましょう。

充電回数や給電するデバイスを考えてバッテリー容量を決める
USB Power Delivery対応モバイルバッテリーを購入する場合、通常のモバイルバッテリーよりも容量の選定が重要になります。それは、人によって給電させたいデバイスの種類が異なるため、「スマートフォンだけ充電できればいい」とは限らないからです。USB Power Delivery対応モバイルバッテリーだからといって、すべての製品が大容量なわけではありません。必要な容量を持った製品を選びましょう。

最大電力に注意して急速充電ができるかどうかを確認する
急速充電できるかどうかは、給電できる最大電力に左右されます。例えば、iPhoneをはじめとするスマートフォンでは問題ありませんが、ノートPCなどに給電する場合は注意が必要です。そこで、USB Power Delivery対応モバイルバッテリーを購入する場合、必ず給電したいデバイスに必要な電力を調べておきましょう。

おすすめのPD対応モバイルバッテリーは?

スマートフォン向けPD対応モバイルバッテリー「DE-C28-10000シリーズ」
エレコム製のスマートフォン向けUSB Power Delivery(PD)対応モバイルバッテリーとしては、「DE-C28-10000シリーズ」がおすすめです。DE-C28-10000シリーズは、USB Power Deliveryに対応した容量10,000mAhのモバイルバッテリーで、USB AポートとType-Cポートの2ポートを搭載。合計20Wの出力が可能です。
ノートPCなどを充電するには若干パワー不足ですが、スマートフォンや携帯ゲーム機などに充電するには十分でしょう。

ノートPCを充電するなら「DE-C33L-20000BK」
スマートフォンや携帯ゲーム機だけでなく、ノートPCにも給電したいのであれば、20100mAhの容量を持つモバイルバッテリー「DE-C33L-20000BK」がおすすめです。DE-C33L-20000BKは、45W出力以下のUSB Power Delivery対応機器と他の機器を超高速で2台同時充電可能なモバイルバッテリーです。
また、「低電流モード」も搭載しておりますので、Bluetoothヘッドセットのような小型電子機器であっても、最適な電流で充電することが可能です。

いざというときも見据えてモバイルバッテリーを選定しよう
USB Power Delivery(PD)対応モバイルバッテリーのメリットは知っていても、外出先でノートPCに充電する必要がない人なら、「通常のモバイルバッテリーで十分」と思うかもしれません。それも間違いではありませんが、USB Power Deliveryのメリットは、さまざまな電子機器に充電ができることです。
USB Power Deliveryに対応したモバイルバッテリーなら、万が一の災害時にはノートPCを充電できる場合があります。せっかく購入するなら災害時なども見据えて、モバイルバッテリーを選定するのもひとつの考え方といえるでしょう。

モバイルバッテリーを使う際にやってはいけないこと “寿命”を縮める恐れも

SNSや情報収集、カメラに決済と、今や生活必需品になったスマートフォン。そのバッテリーが出先でなくなることほど、絶望感や焦燥感を味わうことはありません。そんな事態を避けるためにも、モバイルバッテリーを活用している人は多いでしょう。

 ただ、このモバイルバッテリー、あまり意識することはないかもしれませんが、使い方1つで寿命を伸ばしたり、逆に短くしてしまったりということもあります。そこで今回は、モバイルバッテリーを使用する上で注意したいポイントをまとめてみました。

1.モバイルバッテリーを充電しっぱなしにしない
 モバイルバッテリー自体を充電する場合、基本的にはACアダプターを利用すると思いますが、普段持ち歩かないからといってACアダプターにつないだままにするのは避けたいところです。最近のモバイルバッテリーでは過充電の防止機能が備わっており、満充電になると電力供給が停止するものがほとんどです。このため、ACアダプターを挿しっぱなしにしていても発火したり、爆発したりといった心配はほぼないのですが、古いモバイルバッテリーなどではこの機能がない場合があります。

 ただ、機能自体が故障するということも考えられ、満充電の状態でもさらに充電をしようとする「過充電」という状態は、バッテリー劣化の原因となります。また、モバイルバッテリーに一般的に利用されるリチウムイオンバッテリーは電解液で満たされています。この電解液、バッテリーの残容量が多いほど分解されやすい傾向にあります。このため、ACアダプターを挿したまま長時間満充電の状態が続くと、それだけバッテリーの劣化が進む要因となります。

 こうしたことから、モバイルバッテリーの充電が終了したら、速やかにACアダプターを外しましょう。

2.モバイルバッテリーを使い切った状態で放置しない
 モバイルバッテリーを充電しっぱなしにするのもだめですが、バッテリー残量がない状態で放置するのもバッテリー劣化の原因となります。「過放電」という状態ですが、この状態が長く続くと最終的には充電が行えなくなることもあります。

 モバイルバッテリーは使っていなくても自然放電しているので、長期間保管する場合には、定期的に残量を確認し、いざというときに使えるように、80%程度の残量を維持するようにするといいでしょう。

3.高温になる場所に置かない
 モバイルバッテリーは、高温状態が続くとバッテリー劣化の原因となります。これはモバイルバッテリーに利用されるリチウムイオンバッテリーが高温にさらされることで内部の化学反応が加発になり、リチウムイオンそのものの減少につながるためです。

 特にこの夏の時期は、アウトドアでバーベキューの火の近くに置いたり、うっかり直射日光が当たるテーブルの上に放置してしまったりということも起こりがちです。真夏の車内も50度以上、ダッシュボードでは70度以上になることもあるので注意が必要です。

4.スマートフォンを充電しながら使わない
 スマートフォンのバッテリーが減ってきたので、モバイルバッテリーを接続して使い続ける。よくやってしまうことだとは思いますが。スマートフォンを充電しながら使い続けると、当然ながら充電時間が伸びてしまいます。充電中はモバイルバッテリーも発熱しますが、充電時間が伸びれば当然ながら発熱している時間も増えることに。先に書いた通り、モバイルバッテリーは熱に弱いので、発熱する時間が長引くのは避けたいところです。できれば、充電中はスマートフォンを操作しないようにした方がいいでしょう。

モバイルバッテリーを破棄する方法
 最後に、これはモバイルバッテリーを使用する上での注意点ではありませんが、モバイルバッテリーを使うなら正しい破棄の方法は必ず知っておいてほしいと思います。

 まず大前提として、モバイルバッテリーを燃えるごみとしては絶対に捨てないでください。これは燃えないからという理由ではなく、非常に危険だからです。ごみ収集時などにバッテリーに圧力がかかることで発火の危険もあり、人命にかかわる事故につながりかねません。

 では、燃えないごみや資源ごみとして出せるかというと、これは自治体によります。例えば、名古屋市などは市が回収してくれますが、これはかなり例外で、ほとんどの自治体では回収不可となっています。

 このようにごみとしては処分できないモバイルバッテリーですが、リサイクルマーク(スリーアローマーク)があり、かつ小型充電式電池のリサイクル団体である「JBRC」の会員企業が製造したものであれば、家電量販店やホームセンターなどに設置されている回収ボックスに出すことができます。ネットなどでも検索できるので、近所に設置されている場所がないか確認してみましょう。

 リサイクルマークがない、あるいはJBRC会員企業のものではない場合、メーカーに問い合わせるか、不用品回収業者に引き取ってもらうことになります。

発火・発熱など、モバイルバッテリーのトラブルの原因と対策を紹介

スマートフォンユーザーにとって便利なモバイルバッテリーですが、誤った使い方をすると発火や発熱といったトラブルにつながりかねません。
このようなトラブルに遭わないよう、モバイルバッテリーが発火する原因や、安全に使う方法をご紹介しましょう。

モバイルバッテリーが発火する原因とは?
モバイルバッテリーは、しばしば発火や爆発といった事故が起こります。発火の原因となっているのは、モバイルバッテリーに内蔵されたリチウムイオン電池です。このリチウムイオン電池にトラブルがあると発熱し、発火したり爆発したりしてしまうのです。
まずは、事故の元になるおもな原因を2つご紹介します。

バッテリーの劣化で起きる電解質の酸化
バッテリーである以上、発熱自体が起こるのは仕方のないことですが、発火や爆発に至る理由は何なのでしょう。これは、リチウムイオン電池が劣化したときに起きる「電解質の酸化」が原因のひとつとされています。
電解質が酸化するとガスが発生しますので、バッテリーが内部から膨張します。膨張だけでは発火や爆発に至らないといわれていますが、これに衝撃が加わったりすると事故につながるケースがあります。

モバイルバッテリーの品質の低さ
モバイルバッテリーは、れっきとした精密機械です。そのため、品質の低い部品が使われている安価なモバイルバッテリーでは、何が原因でトラブルになっても不思議ではありません。
特に重要なのが、電気を送る部分に配置された安全装置です。この安全装置は、スマートフォンへの充電中にモバイルバッテリーが発熱した場合、給電スピードを落として温度を制御する装置です。安価なモバイルバッテリーは、その安全装置がきちんと機能しないケースや、最悪の場合、安全装置そのものがついていない可能性があるのです。

モバイルバッテリーを安全に使うには
劣化したバッテリーや安価な製品が危険ということはわかりました。それでは、モバイルバッテリーを使う上で、具体的に何に気を付ければ良いのでしょうか。
続いては、モバイルバッテリーを安全に使う方法をご紹介しましょう。

PSEマークがついている製品を使う
前述したように、トラブルの原因のひとつが、安全基準を満たさない安価なモバイルバッテリーの存在です。モバイルバッテリーを購入する際は、PSEマークがついている製品を選びましょう。PSEマークがついているモバイルバッテリーは、電気用品安全法により安全性基準を満たしている電化製品であることを示しています。
現在は、PSEマークがついていないモバイルバッテリーは販売禁止ですが、以前に購入した製品や、人からもらったモバイルバッテリーの場合、念のため確認したほうが安全です。

熱対策を万全にする
バッテリーが熱を持つと、劣化の原因になります。ですから、モバイルバッテリーを使用したり、置いたりする際には、熱対策を万全にする必要があります。
モバイルバッテリーが熱を持ちやすいのは、スマートフォンへの充電時です。このとき、スマートフォンが未使用なら問題ありませんが、ゲームなどスマートフォンが発熱しやすいアプリを使いながら充電するのは避けましょう。
また、モバイルバッテリーを使っていないときでも、真夏の車内など高温になる場所に放置するのは危険ですので、絶対にしないようにしてください。

強い衝撃を与えない
モバイルバッテリーは精密機械ですから、できるだけ強い衝撃を与えないように注意しましょう。例えば落下させてしまう、お尻のポケットに入れたまま座って圧をかけてしまうなどです。
衝撃があれば必ず発火したり爆発したりするわけではありませんが、丁寧に使うに越したことはありません。

安全のためにもバッテリーの劣化を感じたら買い替えよう
発火や爆発の原因は、リチウムイオン電池の劣化や安全装置の不備にあります。充電スピードの遅延や異常な発熱、バッテリー部分の膨張など、バッテリーの劣化を感じたら、なるべく早く買い替えるほうが安全です。
いずれにせよ、劣化したバッテリーを無理に使い続けても、いいことはありません。安全面はもちろん、使い勝手も考えて、バッテリーの劣化を感じたら早めに新しいモバイルバッテリーに買い替えましょう

モバイルバッテリーで充電できない場合のトラブルと解決法

ビジネスやプライベートなど、外出先でスマートフォンを使うことが多い方にとって命綱ともいえるモバイルバッテリー
ここでは、モバイルバッテリーでスマートフォンが充電できない場合に疑うべきことや、寿命を縮めない使い方のほか、買替えのタイミングの見極め方をご紹介します。

モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因は?
外出中に長電話やゲームをプレイして、バッテリー残量が心配になることがあります。そんなときにモバイルバッテリーがあると便利ですが、「接続しても充電されない」ということもあるかと思います。
ここでは、モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない主な原因と、その対処法をご紹介します。

原因その1:モバイルバッテリー本体の寿命
スマートフォンに充電できない場合、まず考えられるのは、モバイルバッテリーの寿命です。
モバイルバッテリーは、充電回数を重ねることでバッテリー自体が劣化し、機能しなくなります。使用できる回数は諸説ありますが、一般的に300〜500回ほどといわれています。つまり、仮に毎日使用してれば、1年から1年半程度持つことになります。
ですから、使用して1年前後のモバイルバッテリーであれば、寿命を疑うべきでしょう。

原因その2:出力電力が不十分
「新品なのに時間をかけてもあまり充電できない」という場合は、モバイルバッテリーの出力電力が、使用しているスマートフォンに必要な電力を満たしていない可能性があります。
「緊急だから」といってコンビニで安いモバイルバッテリーを買うのではなく、きちんとパッケージの出力電力を確認してから購入することで、このトラブルは避けられます。

原因その3:人為的ミスや商品の劣化による充電不足
モバイルバッテリーに接続しても充電されない場合、そもそもモバイルバッテリーに充電されていなかったというミスもありえます。
また、きちんと充電していたつもりでも、バッテリーの劣化が原因で充電時間が不足していたということも考えられます。この場合、少しは充電されるものの、実際に使用するには十分でないレベルであることがほとんどです。モバイルバッテリーのバッテリー残量も確認できる製品であれば、常に残量を確認する習慣をつけると良いでしょう。

原因その4:充電用ケーブルの不具合
充電用ケーブルの不具合も、モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因のひとつです。もし、「昨日まではきちんと充電できていた」というのであれば、最も疑うべきはケーブルの断線です。ケーブルの一部が切れているといった場合はすぐに気付くと思いますが、内部で断線している場合は目視で確認できません。このような場合は、別のケーブルを使って確認してみましょう。
なお、新たにケーブルを購入する際には、必ず充電専用、もしくは充電通信両対応のケーブルを購入する必要があります。

原因その5:スマートフォン本体のトラブル
モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因として、スマートフォン本体のトラブルということもあります。「さっきまで使っていたスマートフォン」だとしても、その可能性はゼロではありません。「充電が切れそうになる前にバッテリーが熱かった」「バッテリーが膨らんでいる気がする」といった場合は注意が必要です。
スマートフォンのバッテリーが熱くなりすぎると、充電できないようにするセーフティ機能を持った機種もあります。スマートフォンが熱い場合は一度充電するのをやめ、冷めてから再度試してみましょう。

モバイルバッテリーを長く使うために
モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因はいくつかありますが、一番注意すべきは、モバイルバッテリー本体のトラブルです。そこで、モバイルバッテリーを使用する際の注意点についてご紹介します。

温度変化に注意
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオンバッテリーは、高温と低温に弱い性質があります。例えば、最高の許容周囲温度は45℃といわれていますので、「真夏に日のあたる車の中に放置」したり、「火を使う調理器具のそば」などに置いたりすれば、寿命を縮めるだけでなく、事故につながるおそれもあり、とても危険です。
一方、最低の許容周囲温度は5℃。雪が降るシーズンや寒冷地でなければあまり心配する必要はありませんが、こちらも併せて注意しましょう。

バッテリー残量に注意
モバイルバッテリーは、残量がゼロのままで放置すると「過放電」となり、劣化して寿命が縮まってしまいます。常に100%の満充電である必要はありませんが、1回の充電で何度も充電できる大容量のモバイルバッテリーだとしても、一度使用したらその都度充電する習慣をつけるといいでしょう。

モバイルバッテリーからの充電中はスマートフォンを使わない
モバイルバッテリーで充電中のスマートフォンを使用しているシーンをよく見かけますが、このような使用にはリスクがあります。というのも、スマートフォンを使用することで発生する熱と、充電することで発生する熱が重なるからです。
バッテリーが熱に弱いのは先に説明したとおりです。寿命を縮めるだけでなく、最悪爆発といった事故につながる危険性もあります。

モバイルバッテリーを充電中の状態で放置しない
モバイルバッテリーが満充電になったのにもかかわらず、コンセントを抜かずにそのまま放置していたことはありませんか?この状態では、繰り返し充放電がされてしまうためバッテリーが劣化し、寿命を縮めてしまいます。100%の満充電になったら、充電中の状態で放置しないようにしましょう。

モバイルバッテリーを買い替えるタイミング
いくらモバイルバッテリーの寿命を縮めないように注意しても、劣化を避けることはできず、ある程度使用すれば買替えが必要となります。いざというときに「充電できない」といった事態を避けるためにも、買替えのタイミングを見逃さないよう、日頃からモバイルバッテリーの小さな不具合を見逃さないことが大切です。
ここでは、実際にモバイルバッテリーを買い替える際の注意事項をご紹介します。

本体が膨らんだり熱を持ったりするようになった
買い替えるタイミングの中で一番注意すべきは、モバイルバッテリーのトラブルです。バッテリー本体が膨らんでいる、熱くなっているといった場合には、爆発や火災の原因となるおそれがあるため、即使用を中止しましょう。

充電に時間がかかる、またはバッテリーの減り方が早い
充電時間の長さや、バッテリーの減り方にも注意しましょう。リチウムイオン電池が劣化していくと、モバイルバッテリーへ充電する時間が長くなったり、使っていないのにバッテリーの減りが早くなったりします。すぐに使えなくなるわけではありませんが、買替えのタイミングが近いと考えてください。

長期にわたって使用したら買い替える
リチウムイオンバッテリーには寿命があります。充電回数を少なく見積もって300回程度と考え、自身の使用頻度に合わせてどれくらい持つかを事前に認識しておきましょう。

使用ルールを守っていざというときに備えよう
モバイルバッテリーを使用する際には、さまざまな注意が必要です。日常の使用はもちろん、災害時の緊急事態にも対応できるよう、モバイルバッテリーの使用ルールを決め、それを守ることで、いざというときに使えないことがないようにしましょう。

急速充電ができるモバイルバッテリーの注意点

今やスマートフォンは、ビジネスやプライベートでなくてはならない存在です。ですが、電化製品はバッテリーが切れてしまっては使用することができません。一人で使っているときならまだしも、ビジネスシーンや緊急時であれば、大きなトラブルにつながることも考えられます。そんなときに便利なのが、急速充電が可能なモバイルバッテリーです。

ここでは、急速充電に対応したモバイルバッテリーの購入時に、気をつけたいことをご紹介します。
モバイルバッテリーで急速充電をしたいケース
モバイルバッテリーで急速充電をしたいケース
スマートフォンのバッテリー切れ、もしくは残量が少ないときに行う充電。通常のモバイルバッテリーでも対応可能ですが、十分充電するにはある程度時間がかかってしまいます。そこで、緊急性が高い場合には、急速充電できるタイプが適しているといえます。

緊急性の高い状況としては、下記のようなものが考えられます。
同僚や友人と待ち合わせをしたが見つからない。スマートフォンがあれば連絡できるがバッテリーが切れている。
外出中、顧客から急いで資料を確認するように依頼されたが、テザリングするほどバッテリーが残っていない。
同僚のスマートフォンのバッテリーが切れており、充電させてくれと頼まれた。
旅先で道に迷ったが、スマートフォンのバッテリーが切れ、Google マップなどの地図検索機能が使えない。
ソーシャルゲームで新しいイベントが始まるが、バッテリーが切れかけているのでプレイできない。

1 使用しているスマートフォンに必要な電力(ワット)を確認
端末によって急速充電に必要なバッテリーのパワーは異なります。例えば、18Wで充電できるモバイルバッテリーを購入しても、スマートフォン側が18Wでは急速充電ができないケースや、それ以上の速度で充電できるスマートフォンにとっては18Wでも遅いといったケースがあります。そのため、急速充電したいスマートフォンには、何ワット(W)の電力供給が必要なのかを確認しましょう。

2 モバイルバッテリーの電流(アンペア)を確認
急速充電するために必要な電力がわかったら、対応している商品を見つけます。この際に合わせて確認したいのが電流のアンペア数です。アンペア数が高いほど、早く充電できます。また、スマートフォンの機種によって、「急速充電するためには最低2A以上の電流が必要」などの条件もあるので注意が必要です。

3 モバイルバッテリーの急速充電規格を確認
スマートフォンでよく使われる急速充電の規格に、「Quick Charge」があります。Quick ChargeはQualcommが開発した規格で、スマートフォンには18Wの電力で急速充電できるバージョン2.0や3.0が採用されています。対応しているスマートフォンはAndroid搭載が主流です。
ほかに、パソコンでおなじみのUSB Type-Cを使った「USB Power Delivery」があり、最大100Wの給電が可能です。これは、iPhoneやAndroidに採用されており、スマートフォンのほかノートパソコンなどにも使えます。お使いのスマートフォンで急速充電に対応した規格を確認し、対応しているモバイルバッテリーを選びましょう。

4 充電したい端末数に合わせてポート数を確認
スマートフォンだけ、携帯ゲーム機だけなど、単体で端末を充電するだけでなく、家族や友人のものなど複数の端末を同時に充電したい場合には、モバイルバッテリーの持つポート数を確認してください。
ただし、ポート数も、数があればいいというわけではありません。明示されている電力量が合計出力の場合、2つ同時に使えば半分の電力しか供給されない商品もありますのでご注意ください。

5 使用するケーブルの種類を確認
最後に確認しておきたいのが、モバイルバッテリーと端末を接続するケーブルです。例えば、USB Power Deliveryを利用するなら、USB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cケーブルを使う必要があります。
モバイルバッテリー購入後、ケーブルがないばかりに充電できないことがないよう、きちんと確認しておきましょう。

必要な機能を満たしたモバイルバッテリーを選ぼう
急速充電可能なモバイルバッテリーは、単にパッケージに「急速充電可能」と記載されたものではなく、充電したい端末の規格や使い方を踏まえて選ぶ必要があります。

USB Type-Cが使えるモバイルバッテリーのメリット・デメリット

スマートフォンを外出先で長時間使うことが多い方なら、ぜひ持っておきたいモバイルバッテリー。特に、ビジネスやプライベートで片時も手放せないという方には、急速充電が可能なモバイルバッテリーが適しています。
急速充電が可能なモバイルバッテリーには、USB Type-C規格の製品があります。USB Type-Cは便利な反面、使うときに注意しなければならない点もあります。ここでは、USB Type-Cを使ったモバイルバッテリーのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

USB Type-Cとは?
まずは、USB Type-Cについてご紹介します。USBは、Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の略で、パソコンにプリンターやマウスなどの周辺機器を接続する規格のひとつです。それまで使われていた、SCSI(スカジー)やRS232Cなどの規格よりもデータ転送速度が高いことがメリットですが、大きく違う点として、USB規格は接続した周辺機器に電力を供給できることが挙げられます。

USB Type-Cは、USBの中でも新しいUSB 3.1に対応し、データの転送速度は最大10Gbpsとなっています。これまでのUSBコネクタは上下に区別があったため、接続時に間違えると差せませんでした。しかし、USB Type-Cでは、コネクタ部分の上下の区別をなくし、簡単に差し込めるよう改善されています。

さらに、USB Type-Cは「USB Power Delivery」に対応し、最大100Wの電力を供給できるようになっています。また、USB Power Deliveryは、5V、9V、15V、20Vの4つの電圧に対応していますので、スマートフォンはもちろんのこと、ノートパソコンなどへの電力供給も可能となっています。

USB Type-C規格のモバイルバッテリーは本当に優秀か?
前述したように、USB Type-Cという規格にはさまざまなメリットがあります。
ですが、これらはあくまで規格としてのメリットであり、モバイルバッテリーを使う場合のメリットとは限りません。
ここでは、USB Type-C規格を使ったモバイルバッテリーのメリット・デメリットをご紹介しましょう。

USB Type-C規格のモバイルバッテリーのメリット
・電力供給が早いので急速充電に向いている
USB Type-CはUSB Power Deliveryに対応していますので、最大100Wの電力を供給できます。これまでのUSB規格では10W以下の電力しか供給できなかったことを考えると、各段に進歩しています。
ですから、スマートフォン本体がUSB Power Deliveryに対応しており、USB Type-C規格のモバイルバッテリーの供給電力が必要なワット数を満たしていれば、急速充電が可能となります。反対に規格としての条件がそろっていても、使用するモバイルバッテリー自体の供給電力が低ければ急速充電はできません。

・汎用的な規格なので使える端末が多い
USBは汎用的な規格なので、スマートフォンに限らず、使える端末が多いことが特徴です。例えば、携帯用ゲーム機やノートパソコン、タブレットなど、多くの身近な電子機器に使用することができます。
ただし、実際ノートパソコンなどを充電するには、かなり高性能なモバイルバッテリーが必要になりますのでご注意ください。

USB Type-C規格のモバイルバッテリーのデメリット
・接続するケーブルが異なる
USB Type-Cは汎用的な規格ですが、すべてのスマートフォンに採用されているわけではありません。例えばiPhoneであれば、Apple独自のLightning規格が使われていますし、AndroidであればUSB micro-Bが使われていることも多いでしょう。
iPhoneについているケーブルは、USBとLightningをつなぐケーブルです。ですが、このケーブルはUSB Type-AとLightningをつなぐケーブルのため、変換コネクタを使ってUSB Type-Cに接続させても、USB Power Deliveryに対応したケーブルのように100Wの電力を供給できるわけではありません。ですから、USB Type-C専用のケーブルを購入する必要があるのです。

多数のメリットを持つUSB Type-C規格モバイルバッテリーを使おう
別途、ケーブルの購入が必要な場合もありますが、多くのメリットがあるUSB Type-C規格のモバイルバッテリー。特に、スマートフォン以外の端末の充電を視野に入れるなら、USB Type-C規格のモバイルバッテリーがベストな選択ではないでしょうか。
エレコムのモバイルバッテリーにも、USB Type-C対応製品がありますので、ぜひご検討ください。

携帯のバッテリー切れに備える適切なモバイルバッテリーの選び方

スマートフォンは、単に携帯電話としてだけではなく、インターネットや電子メールの閲覧、ICカードとしての利用など、さまざまな役割があります。そのため、ビジネスはもちろん、プライベートにおいても、スマートフォンのバッテリーが切れて使えなくなると一大事です。
通常であれば、日々欠かさずに充電しているかもしれませんが、つい忘れてしまうこともありますし、外出中にスマートフォンを使用しすぎて、気がついたらバッテリーの残りが少なくなっていたということもあるでしょう。そのようなとき、その場ですぐにスマートフォンを充電できるモバイルバッテリーがあれば便利です。では、モバイルバッテリーを買う際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーは、名前が示すとおり「携帯」できる「電源」となります。モバイルバッテリーの用途としてまず思い浮かぶのは、スマートフォンを充電するシーンかもしれません。ですが、モバイルバッテリーで充電できるのはスマートフォンだけではなく、タブレットや無線LANルーター、携帯ゲーム機など多岐にわたります。
そのため、充電の機会が少なくなる旅行や出張はもちろん、通勤・通学などの外出時に持ち歩く方もいます。バッテリー切れすることは、さほどないように思えますが、充電のし忘れやケーブルの接続ミス、ゲームなどで長時間使う場合の電力消費と、バッテリー切れに陥る要因は少なくありません。
また、スマートフォンへの依存度が低い方でも、地震や台風といった災害時の充電に役立ちますので、1台持っていると、いざというときに安心です。

ケース別・モバイルバッテリーの選び方
災害時の非常用電源としても有効なモバイルバッテリーは、一家に1台、または一人1台あっても良いでしょう。モバイルバッテリーは、コンビニでも販売されていますので、今では気軽に入手することが可能です。ですが、実際に使うことを考えれば、安易に購入するのではなく、自分に最適なモバイルバッテリーを購入したいものです。
では、実際にモバイルバッテリーを購入する際は、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。ここでは、モバイルバッテリーの選び方をケースごとにご紹介します。

長持ちさせたい場合:容量で選ぶ
バッテリー容量が大きければ何回でも充電できますし、場合によっては知人のスマートフォンも充電してあげることもできます。特に、災害時の非常用電源として使うのが一番の目的であれば、大容量のモバイルバッテリーを選ぶべきでしょう。
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で、1時間に流せる電気の量を示しています。ですが、バッテリーや乾電池などの場合、容量を表す単位として使われます。
例えば、モバイルバッテリーの容量が5,000mAhで、スマートフォンの容量が2,500mAhであれば、2回スマートフォンを充電することができる計算になります。
ですから、所有しているスマートフォンのバッテリー容量と、1日に充電したい、またはするかもしれない回数分の充電に対応できるモバイルバッテリーを選ぶといいでしょう。

早く充電したい場合:急速充電対応できる機種を選ぶ
モバイルバッテリーの出力電力は「W(ワット)」で表記されており、この数字が大きいほど早く充電できます。ただし、本当に早く充電したいのであれば、「USB Power Delivery」「Quick Charge」といった「急速充電」の規格に対応した機種を選ぶといいでしょう。
特にUSB Power Deliveryは、スマートフォンだけでなくノートPCも充電できます。専用のケーブルなどが必要になりますが、使い勝手の良いおすすめの規格です。

毎日持ち歩く場合:サイズで選ぶ
常用するにせよ、非常時用にするにせよ、モバイルバッテリーを持ち歩く以上、サイズも重要な要素のひとつになります。基本的にモバイルバッテリーは小さく作られていますが、鞄が小さい場合には、その大きさや厚みから、ほかに入れたい物に影響が出ることもあるでしょう。
モバイルバッテリーは、基本的に大きさ=容量に比例しますので、単純に小さい物を選ぶのではなく、必要な容量で持ち歩きに不便のないサイズを選びましょう。

個々の目的を重視する:機能で選ぶ
人によって、モバイルバッテリーに求める機能は異なります。例えば、一度に複数のスマートフォンや機材を充電したい場合は、出力ポートの多い機種を選ぶ必要があります。
また、本格的に災害に備えるなら、ソーラーパネルで充電できるモバイルバッテリーが最適でしょう。ほかにも、ワイヤレスで充電できるモバイルバッテリーもありますので、必要な機能に応じて適切な商品を選びましょう。