Xiaomi 14 Ultra唯一の死角はおサイフ/Felica非対応 発売への急展開が理由?

昨日シャオミが正式発表をしたXiaomi 14 Ultra。

同社がTシリーズ以外のハイエンドフラッグシップを国内展開するのは今回が初めてという事もあり、かなりユーザーの関心は高いという印象です。

しかし今回、この国内版Xiaomi 14 Ultraの仕様について、一点だけ残念な点があることが判明しました。

以下はシャオミ公式サイト内、Xiaomi 14 Ultraのスペック表の一部:

「NFC」の欄に「あり」とだけ記載されています。

おサイフ/Felicaに公式に「非対応」と明言しているわけではありませんが、同時発表されたRedmi Note 13 Pro+のスペック欄にはちゃんとおサイフケータイへの対応が明記されています。

また、発売日がかなり近いことから、これから変更になるという可能性もほぼ皆無なので、同モデルがFelica非対応であることは確定と言ってよいと思います。

ちなみにXiaomi 13T/13T Proなど、ここ数年国内で展開されるシャオミ製のミッドレンジ以上のモデルはすべておサイフ/Felica対応となっており、逆に同社の最上位モデルでFelica非対応というのはかなり意外とも言えます。

ただ、このXiaomi 14 Ultraは当初、国内リリースの予定はなかったようで、同社CEOがX上で国内ユーザーが同モデルのリリースを切望する投稿を見かけたことで急遽国内展開することになった模様。

そのため、時間的にもFelicaチップ搭載といった国内向け仕様を準備する時間がなかったことが背景になるのではないかと思われます。

シャオミ、「Xiaomi 14 Ultra」を5月16日より国内発売 – フォトキットを全購入者にプレゼント

シャオミ・ジャパンは5月9日、ライカと共同開発のカメラを搭載するフラッグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」の日本国内販売を5月16日より開始すると発表した。価格は199,900円。

auでも販売が行われるが、au +1 Collectionでの取扱いとなり、いわゆるキャリア版としての販売にはならない。MVNOでIIJmioの取り扱いがアナウンスされているほか、ビッグカメラグループ/ヨドバシカメラ/Amazon.co.jp/楽天市場/Xiaomi公式サイト(mi.com)での販売も行われる。

Xiaomi 14 Ultra」は、2月に開催された「MWC Barcelona 2024」に先立って開催されたイベントで発表された、同社のスマートフォンフラッグシップモデル。ライカと協業で開発されたカメラシステムが最大の特徴となる。

カメラは、1インチセンサーを採用した約23mm相当の広角レンズ、約75mm相当のフローティング望遠レンズ、約120mm相当のペリスコープレンズ、視野角122度の超広角レンズからなる四眼構成。約12mm~240mm相当をカバーする、0.5倍/1倍/2倍/3.2倍/5倍/10倍の6つの焦点距離を利用できる。

レンズはライカの最高峰レンズLEICA VARIO-SUMMILUXを採用。大口径と優れた光学性能によって、優れた色再現、コントラスト、解像度を実現する。

メインカメラのセンサーはソニー製のLYT-900で、消費電力は前モデル比で43%削減。1インチのセンサーサイズと3.2μmの4-in-1スーパーピクセルによる優れた低照度性能で、写真/動画のいずれの撮影においても、すぐれた再現性を発揮する。

スマートフォンにはなかなかない、F1.63~F4.0の無段階可変絞りを搭載。開放側のF1.63は被写体を強調する撮影や夜間撮影に最適で、絞り側のF4.0では広い範囲にピントを合わせたい風景写真や集合写真のような周辺画質が要求されるシーンに活用できる。F2.0での光芒撮影の写真は、幻想的で華やかな仕上がりだ。

ストリートスナップは約23mm~約135mmの6つの焦点距離をカバー。レンジファインダーを模したUIが利用でき、さまざまなパラメーターの設定が可能。約0.7秒の高速撮影で、シャッターチャンスを逃さない。

また、これまで培った大型ポートレートモデルの活用により、マスターポートレート機能が搭載されている。これを利用することで、様々な光環境に的確に対応し、肉眼で見た質感と色彩を再現したポートレート撮影が簡単に行える。

動画撮影もプロフェッショナルレベルを謳っており、さまざまな録画モードで多様なクリエイティブ要求に対応するという。10bit/Rec.2020対応で、8Kおよび4K/120fps動画の撮影が可能だ。

従来同様、これらの撮影機能を支えるフォトグラフィーキットも用意される。レザーカバー、ハンドストラップ付きの撮影用グリップ、67mmサイズのフィルターアダプターリング、デコレーションリングという構成だ。撮影用グリップはシャッターボタンやカスタムダイヤル、動画撮影ボタンを備え、1,500mAhのバッテリーを内蔵する。バッテリーは本体内・グリップ内のものを同時にチャージ可能。22,000円で単体販売も行われるが、発売を記念誌、「Xiaomi 14 Ultra」の購入者全員にPhotography Kitをプレゼントするキャンペーンを実施する。

ディスプレイはWQHD+解像度(3,200×1,440ドット)で、1~120Hzのリフレッシュレートに対応。最大輝度3,000nitの明るさで、ブルーライトの50%低減、環境光センサーによる調光といった機能を搭載し、目の疲れを抑制してくれる。

SoCは前世代からCPU性能で32%、GPU性能で34%向上したSnapdragon 8 Gen 3を搭載。

カラーはブラック/ホワイトの2色。フレームには最新の一体型高強度アルミニウム素材を採用しており、金属フレームが背面まで伸びているため、剛性は2倍に向上している。表面のガラスは新材料のXiaomi Shield Glassを採用。通常のガラスを上回る強度で、耐落下性が10倍になっているという。背面には防汚性/抗菌性を備えた最新のナノテクヴィーガンレザーを配し、IP68の防塵・防水に対応した。

バッテリーは5,000mAhで90W Xiaomi ハイパーチャージにより、約33分で100%の充電が可能。Dolby Atomos対応のステレオスピーカーも搭載する。

「Xiaomi 14 Ultra」の発売を記念し、前述のPhotography Kitのjプレゼントに加え、「Xiaomi 14 Ultra プレミアムサービス」として以下のサービスも提供する。

24カ月間の品質保証
1回限定のスクリーン破損保証
Xiaomiスマートフォン国際保証サービス
YouTube Premiumの3カ月間アクセス
Google Oneクラウドストレージ(100GB)を6カ月間使用可能

主な仕様は下記のとおり。

OS:Android 14
CPU:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
内蔵メモリ:16GB
ストレージ:512GB
ディスプレイ:約6.73インチ 有機EL(AMOLED)WQHD+(3,200×1,440ドット、リフレッシュレート120Hz)
SIM:nanoSIM×2
アウトカメラ:広角約5,000万画素(光学式手ブレ補正)/3.2倍望遠約5,000万画素(光学式手ブレ補正)/5倍望遠約5,000万画素(光学式手ブレ補正)/超広角約5,000万画素
インカメラ:広角約3,200万画素
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be(Wi-Fi 6/6E/7)
Bluetooth:バージョン5.4
バッテリ容量:5,000mAh(90W Xiaomi ハイパーチャージ)
防水/防塵:IPX8/IP6X
生体認証:ディスプレイ指紋認証/顔認証
その他の機能:ワイヤレス充電(Qi)
インタフェース:USB Type-C
サイズ/重さ:約W75.3×H161.4×D9.20mm、約219.8g

ミッドレンジ初、Oppo Reno 11はソニーの新型センサー「LYT600」を搭載へ

ここ数日立て続けにリーク情報が出てきているOppoの次世代ミッドレンジシリーズ、Oppo Reno 11シリーズ。

今回、有名リーカーのDigital Chat Station氏がOppo Reno11およびOppo Reno11 Proのスペック情報をリークしていました。

Reno11 Pro
1.5K+120Hz 2160Hz PWMセンターシングルホール曲面スクリーン、Snapdragon 8+ Gen 1 LPDDR5X+UFS 3.1、IMX890メインカメラ+ IMX355ウルトラワイド+ IMX709 2倍望遠、4700mAh+80W、X軸モーター+ステレオデュアルヤン+プラスチックセンターフレーム、8.19mm/8.26mm 190g

Reno11
センターシングルホール曲面スクリーン、Dimensity 8200、LYT600メインカメラ+IMX355ウルトラワイド+IMX709 2X望遠、4800mAh+67W、7.59mm/7.66mm 184g

興味深いのは無印のReno11のカメラ仕様で、メインカメラにソニーのLYTIAセンサー「LYT600」が搭載されるという点。

なお、これまでのリーク・噂ではLYTIAセンサーシリーズの最上位モデル「LYT900」はXiaomi 14 Ultraに。
LYT800(あるいはLYT808)はOneplus 12やOppo Find X7シリーズに搭載されると言われていますが、ミッドレンジモデルにLYTIAセンサーが搭載、というのはこのReno 11が最初になりそう。

このLYT600搭載でミッドレンジモデルのカメラがどのような進化をするのか、非常に楽しみです。