Googleは10月18日に銀座蔦屋書店でデザインに関わる人を招いたトークイベントを開催した。Googleでハードウェア製品のデザインを統括するアイヴィ・ロス(Ivy Ross)氏が登壇し、「Google Pixel 9」シリーズのデザインについて言及する場面があった。ここでは言及のあった色とカメラバーにフォーカスし、Pixel 9シリーズの魅力に迫りたい。
一見すると矛盾しているような、矛盾せず成り立っているような、「見たままをきちんと撮れるカメラ vs 見たままを撮った写真をAIで魔法をかけて違うものにしちゃえ」という対決、的なとってもイマドキなアレである。時代を象徴して面白そうだ。
<<<<<<Google Pixel Fold シリーズ用
携帯時はスマートフォンサイズで、使用時はiPad mini 6と同等もしくはそれ以上の視認性があるGoogle Pixel 9 Pro Foldなのである。上下方向の情報量が少ないものの、それはスクロールするだけだから問題ないと感じている。
<<<<<<Google Pixel 4a (5G) シリーズ用
さておき、Google Pixel 9 Pro Foldはやっぱり快適なのだ。買って使い始めてから約1カ月半ずーっと快適。スマートフォンではあるのだが、使用感としては「コンパクトに持ち歩ける二つ折りタブレット」というもの。画面サイズは、小さい方のカバーディスプレイが6.3インチで、大きいほうのメインディスプレイが8インチ。どちらも実用的なサイズと使用感だ。
Pixelで撮れる写真が安定した高画質なのは分かっているので、それは後回しにする。何はともあれ、発表されてから試したかった「一緒に写る」から使ってみよう。
また、操作性もよく、アプリによっては「このアプリは小さいほうのカバーディスプレイで使う気にならない」と思わせる快適さがある。とくに多用しているGoogleのアプリは四角いメインディスプレイと相性がいい。
中でも特にPixel 9 Proは、日本市場を中心に「Pixel Proがいいけれど、本体が大きすぎる」という声を受け、実現したモデルだという。Pixel 9 ProはPixel 9と同じ6.3型で、大型モデルに位置付けられるPixel 9 Pro XLは6.8型と、Pixel 8 Proの6.7型から0.1型大きくなったディスプレイを搭載する。
Pixel 9では光沢のないマットな質感のメタルフレームと、光沢のある背面ガラスで構成されている。Pixel 9 Pro Foldもヒンジ部分を除くフレームは光沢なしで、背面はマットな質感のガラスだ。シリーズ全てに共通するのは、どこか宝石や石のような鋭さや色をきらびやかに見せるアクセントがあることだ。