モバイルバッテリーで充電できない場合のトラブルと解決法



ビジネスやプライベートなど、外出先でスマートフォンを使うことが多い方にとって命綱ともいえるモバイルバッテリー
ここでは、モバイルバッテリーでスマートフォンが充電できない場合に疑うべきことや、寿命を縮めない使い方のほか、買替えのタイミングの見極め方をご紹介します。

モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因は?
外出中に長電話やゲームをプレイして、バッテリー残量が心配になることがあります。そんなときにモバイルバッテリーがあると便利ですが、「接続しても充電されない」ということもあるかと思います。
ここでは、モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない主な原因と、その対処法をご紹介します。

原因その1:モバイルバッテリー本体の寿命
スマートフォンに充電できない場合、まず考えられるのは、モバイルバッテリーの寿命です。
モバイルバッテリーは、充電回数を重ねることでバッテリー自体が劣化し、機能しなくなります。使用できる回数は諸説ありますが、一般的に300〜500回ほどといわれています。つまり、仮に毎日使用してれば、1年から1年半程度持つことになります。
ですから、使用して1年前後のモバイルバッテリーであれば、寿命を疑うべきでしょう。

原因その2:出力電力が不十分
「新品なのに時間をかけてもあまり充電できない」という場合は、モバイルバッテリーの出力電力が、使用しているスマートフォンに必要な電力を満たしていない可能性があります。
「緊急だから」といってコンビニで安いモバイルバッテリーを買うのではなく、きちんとパッケージの出力電力を確認してから購入することで、このトラブルは避けられます。

原因その3:人為的ミスや商品の劣化による充電不足
モバイルバッテリーに接続しても充電されない場合、そもそもモバイルバッテリーに充電されていなかったというミスもありえます。
また、きちんと充電していたつもりでも、バッテリーの劣化が原因で充電時間が不足していたということも考えられます。この場合、少しは充電されるものの、実際に使用するには十分でないレベルであることがほとんどです。モバイルバッテリーのバッテリー残量も確認できる製品であれば、常に残量を確認する習慣をつけると良いでしょう。

原因その4:充電用ケーブルの不具合
充電用ケーブルの不具合も、モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因のひとつです。もし、「昨日まではきちんと充電できていた」というのであれば、最も疑うべきはケーブルの断線です。ケーブルの一部が切れているといった場合はすぐに気付くと思いますが、内部で断線している場合は目視で確認できません。このような場合は、別のケーブルを使って確認してみましょう。
なお、新たにケーブルを購入する際には、必ず充電専用、もしくは充電通信両対応のケーブルを購入する必要があります。

原因その5:スマートフォン本体のトラブル
モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因として、スマートフォン本体のトラブルということもあります。「さっきまで使っていたスマートフォン」だとしても、その可能性はゼロではありません。「充電が切れそうになる前にバッテリーが熱かった」「バッテリーが膨らんでいる気がする」といった場合は注意が必要です。
スマートフォンのバッテリーが熱くなりすぎると、充電できないようにするセーフティ機能を持った機種もあります。スマートフォンが熱い場合は一度充電するのをやめ、冷めてから再度試してみましょう。

モバイルバッテリーを長く使うために
モバイルバッテリーでスマートフォンに充電できない原因はいくつかありますが、一番注意すべきは、モバイルバッテリー本体のトラブルです。そこで、モバイルバッテリーを使用する際の注意点についてご紹介します。

温度変化に注意
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオンバッテリーは、高温と低温に弱い性質があります。例えば、最高の許容周囲温度は45℃といわれていますので、「真夏に日のあたる車の中に放置」したり、「火を使う調理器具のそば」などに置いたりすれば、寿命を縮めるだけでなく、事故につながるおそれもあり、とても危険です。
一方、最低の許容周囲温度は5℃。雪が降るシーズンや寒冷地でなければあまり心配する必要はありませんが、こちらも併せて注意しましょう。

バッテリー残量に注意
モバイルバッテリーは、残量がゼロのままで放置すると「過放電」となり、劣化して寿命が縮まってしまいます。常に100%の満充電である必要はありませんが、1回の充電で何度も充電できる大容量のモバイルバッテリーだとしても、一度使用したらその都度充電する習慣をつけるといいでしょう。

モバイルバッテリーからの充電中はスマートフォンを使わない
モバイルバッテリーで充電中のスマートフォンを使用しているシーンをよく見かけますが、このような使用にはリスクがあります。というのも、スマートフォンを使用することで発生する熱と、充電することで発生する熱が重なるからです。
バッテリーが熱に弱いのは先に説明したとおりです。寿命を縮めるだけでなく、最悪爆発といった事故につながる危険性もあります。

モバイルバッテリーを充電中の状態で放置しない
モバイルバッテリーが満充電になったのにもかかわらず、コンセントを抜かずにそのまま放置していたことはありませんか?この状態では、繰り返し充放電がされてしまうためバッテリーが劣化し、寿命を縮めてしまいます。100%の満充電になったら、充電中の状態で放置しないようにしましょう。

モバイルバッテリーを買い替えるタイミング
いくらモバイルバッテリーの寿命を縮めないように注意しても、劣化を避けることはできず、ある程度使用すれば買替えが必要となります。いざというときに「充電できない」といった事態を避けるためにも、買替えのタイミングを見逃さないよう、日頃からモバイルバッテリーの小さな不具合を見逃さないことが大切です。
ここでは、実際にモバイルバッテリーを買い替える際の注意事項をご紹介します。

本体が膨らんだり熱を持ったりするようになった
買い替えるタイミングの中で一番注意すべきは、モバイルバッテリーのトラブルです。バッテリー本体が膨らんでいる、熱くなっているといった場合には、爆発や火災の原因となるおそれがあるため、即使用を中止しましょう。

充電に時間がかかる、またはバッテリーの減り方が早い
充電時間の長さや、バッテリーの減り方にも注意しましょう。リチウムイオン電池が劣化していくと、モバイルバッテリーへ充電する時間が長くなったり、使っていないのにバッテリーの減りが早くなったりします。すぐに使えなくなるわけではありませんが、買替えのタイミングが近いと考えてください。

長期にわたって使用したら買い替える
リチウムイオンバッテリーには寿命があります。充電回数を少なく見積もって300回程度と考え、自身の使用頻度に合わせてどれくらい持つかを事前に認識しておきましょう。

使用ルールを守っていざというときに備えよう
モバイルバッテリーを使用する際には、さまざまな注意が必要です。日常の使用はもちろん、災害時の緊急事態にも対応できるよう、モバイルバッテリーの使用ルールを決め、それを守ることで、いざというときに使えないことがないようにしましょう。



Androidのバッテリーを長持ちさせる方法9選

移動中に、急にバッテリーが減って充電が必要になることもあるでしょう。バッテリーが残りわずかになってきた場合は、長持ちさせるために9つの設定を試してみてください。バッテリーを消費しがちな機能の設定を変更して、消費電力を抑えられます。

「バッテリーセーバー」を有効にする
 Androidには、バッテリー消費を抑えるための「バッテリーセーバー」機能があるので、まずはこれを有効にしましょう。バッテリーセーバーをオンにすると、ダークモードに変わり、一部アプリのバックグラウンド更新や特定の機能などが制限・オフになります。Pixel 3以降の端末では、この機能をさらに強化した「スーパー バッテリー セーバー」も利用可能です。

 また、機種によっては、独自の節電機能を備えている場合があります。例えば「AQUOS」シリーズでは、電池を長持ちさせる機能「長エネスイッチ」や「インテリジェントチャージ」が用意されています。「Xperia」シリーズだと、「省電力モード」や「緊急省電力モード」「STAMINAモード」などと呼ばれる省電力機能があります。自分のスマホの機種を確認して使ってみましょう。

「自動調整バッテリー」を有効にする
 省電力機能をオンにしたら、「自動調整バッテリー」が有効になっているかどうかを確認しましょう。自動調整バッテリーは、スマホの使用状況を学習して、使用頻度の低いアプリのバッテリー使用を自動的に制限する機能です。初期状態では有効になっている機能ですが、オフにしてしまっている場合はオンに切り替えておきましょう。

バッテリー消費量の多いアプリを制限する
 「設定」アプリの「バッテリー」の画面では、アプリごとのバッテリー使用状況を閲覧できるので、バッテリーを消費しがちなアプリを確認しておきましょう。ここでは、24時間以内の使用率がパーセンテージで表示されます。よく使うアプリは、バックグラウンドでの使用の制限をしておくと、バッテリーの長持ちにつながります。

明るさの自動調節をオフにする
 初期設定では、周囲の光量に合わせて自動で画面の明るさが調整されるようになっており、周囲が明るい場合は輝度が高くなってしまいます。明るさの自動調節機能をオフにして、画面の明るさを自分で管理することで、バッテリーの消耗を抑えられます。バッテリー残量が少ないときは、なるべく画面の明るさを下げておくといいでしょう。

画面消灯(スリープ)の時間を短くする
 同じくディスプレイの設定画面で、画面消灯の時間も変更しておきましょう。画面操作をしていない際に、なるべく早く画面がオフになるように設定しておくと、余計なバッテリー消費を防げます。画面消灯の時間は15秒から30分までを選べるので、一番短い15秒にするのをおすすめします。

 なお、Pixelなど、画面を見ている間は消灯しない「スクリーンアテンション」機能を備えている機種もあるので、バッテリーの持ちを良くするために、この機能がオフになっているかも確認しておくと安心です。

位置情報の利用を制限する
 スマホは、位置情報を取得するときにもバッテリーを消費しています。「Google マップ」アプリなどを利用する際に位置情報は必須の機能ですが、利用しない場合にはこれをオフにすることで省電力につながります。

通信機能のオン/オフを切り替える
 通信環境のない場所でWi-FiやBluetoothをオンにしたままだと、接続先を探し続けたり周辺機器と通信したりして、バッテリーを消耗してしまいます。小まめにオン/オフを切り替えてバッテリーを長持ちさせましょう。

キー操作音とバイブレーションをオフにする
 キーボードの操作音やバイブレーションなどをオフにすると、少量ですがバッテリーの無駄な消費を抑えられます。操作するたびに音が鳴るのが気になる場合は、各サウンドを全てオフにしておきましょう。

アカウントの自動同期をオフにする
 Androidは、登録したアカウントに関連するアプリのデータを定期的に自動同期しています。この動作はバッテリーを消費するため、節電したいときは自動同期機能をオフにしておきましょう。

「ながら充電」や「100%のまま充電」はNG? スマホのバッテリー寿命を延ばす方法

スマートフォンを使う上で「どれだけバッテリーが長持ちするのか」は重要なポイントだ。バッテリーの持ちというと、「充電せずに連続でどれだけ使えるのか」に目が行きがちだが、今回着目するのは「バッテリーの寿命」。つまり、バッテリーを交換することなく、1台のスマホをどれだけ長く利用できるか、ということ。スマートフォンの機能が成熟し、買い換えサイクルが伸びつつある中、1台のスマートフォンはより長く使えることが望ましい。

 言うまでもなく、スマートフォンは繰り返し充電をしながら使うものだが、充電のタイミングや方法によってはバッテリーを劣化させる恐れがある。また充電をしないときでも、スマートフォンを使う環境によってはバッテリーに悪影響を及ぼす可能性もある。

 バッテリーがへたってきたら交換したいところだが、現行のスマートフォンはバッテリーを内蔵している機種が大半で、ユーザーが外して交換することはできない。バッテリーを交換するには修理に出す必要があり、保証サービスに加入していないと、1万円前後の修理費用がかかる。

 バッテリーに負荷の掛かる使い方をしたために、本来は必要のなかった手間や費用が発生する場合もあるのだ。少しでもバッテリーの寿命を長くするには、どんなことに注意すればいいのか。

iPhoneはフル充電サイクルを500回繰り返して80%まで維持
 そもそもスマートフォンのバッテリーはどれだけ持つのか。バッテリーは経年劣化するものなので、使うほどに寿命は縮まる。Appleのサポートページによると、iPhoneの場合はフル充電サイクルを500回繰り返しても、本来の蓄電容量の最大80%を維持するよう設計されているという。フル充電サイクルでは、バッテリーを100%消費すると1回カウントされる。例えば75%を1日で消費し、充電した翌日に25%消費した時点で、1回のサイクルを完了したことになる。100%消費するペースが2日に1回程度だとしたら、2年9カ月ほど使っても80%を維持できる計算になる。

 機種によっては、現在のバッテリーの消耗具合を把握できるものがある。iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」に表示される「最大容量」がそれだ。購入時点では100%となっているが、使っていくうちに減少していく。

ちなみに、筆者は「iPhone 11 Pro Max」を1年10カ月ほど使っており、現時点でのバッテリーの状態は「86%」となっている。急激にバッテリー残量が減ることはないが、購入当初と比べ、少し減りやすくなってきたかなと感じている。

どのくらいの頻度、タイミングで充電すればいいのか
 では、バッテリーの寿命を延ばすには、どれくらいの頻度とタイミングで充電するのが望ましいのだろうか。

NTTドコモ バッテリーを使い切ってからの充電はバッテリーを劣化させる要因でもありますので、残量20%程度を目安に充電されることをオススメします。また、常に満充電状態であることも好ましくありませんので、満充電となる手前(残量80~90%目安)で充電停止することも有効です。端末によってはこれらバッテリー寿命を延ばす充電制御機能搭載の機種もございます。

KDDI 電池残量を100%にしておかないと不安に感じられるお客さまも多くいらっしゃいますが、「腹八分目」くらいに抑えていただくことが望ましく、また電池を使い切ってからの充電もバッテリーを劣化させる要因となるため、残量20%程度から充電開始し、80%程度にとどめることが理想的なご利用方法となります。スマートフォンにはバッテリー寿命を延ばすための機能が備わっている機種もございますので、それをお使いいただくこともオススメします。

ソフトバンク 充電しながらのスマホの使用や操作を避け、電池が100%の状態で充電し続けないことをオススメします。また、ある程度(20%)まで使ったら、満充電(100%)までいかない程度に充電することをオススメします。

携帯のバッテリー切れに備える適切なモバイルバッテリーの選び方



スマートフォンは、単に携帯電話としてだけではなく、インターネットや電子メールの閲覧、ICカードとしての利用など、さまざまな役割があります。そのため、ビジネスはもちろん、プライベートにおいても、スマートフォンのバッテリーが切れて使えなくなると一大事です。
通常であれば、日々欠かさずに充電しているかもしれませんが、つい忘れてしまうこともありますし、外出中にスマートフォンを使用しすぎて、気がついたらバッテリーの残りが少なくなっていたということもあるでしょう。そのようなとき、その場ですぐにスマートフォンを充電できるモバイルバッテリーがあれば便利です。では、モバイルバッテリーを買う際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーは、名前が示すとおり「携帯」できる「電源」となります。モバイルバッテリーの用途としてまず思い浮かぶのは、スマートフォンを充電するシーンかもしれません。ですが、モバイルバッテリーで充電できるのはスマートフォンだけではなく、タブレットや無線LANルーター、携帯ゲーム機など多岐にわたります。
そのため、充電の機会が少なくなる旅行や出張はもちろん、通勤・通学などの外出時に持ち歩く方もいます。バッテリー切れすることは、さほどないように思えますが、充電のし忘れやケーブルの接続ミス、ゲームなどで長時間使う場合の電力消費と、バッテリー切れに陥る要因は少なくありません。
また、スマートフォンへの依存度が低い方でも、地震や台風といった災害時の充電に役立ちますので、1台持っていると、いざというときに安心です。

ケース別・モバイルバッテリーの選び方
災害時の非常用電源としても有効なモバイルバッテリーは、一家に1台、または一人1台あっても良いでしょう。モバイルバッテリーは、コンビニでも販売されていますので、今では気軽に入手することが可能です。ですが、実際に使うことを考えれば、安易に購入するのではなく、自分に最適なモバイルバッテリーを購入したいものです。
では、実際にモバイルバッテリーを購入する際は、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。ここでは、モバイルバッテリーの選び方をケースごとにご紹介します。

長持ちさせたい場合:容量で選ぶ
バッテリー容量が大きければ何回でも充電できますし、場合によっては知人のスマートフォンも充電してあげることもできます。特に、災害時の非常用電源として使うのが一番の目的であれば、大容量のモバイルバッテリーを選ぶべきでしょう。
モバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」で、1時間に流せる電気の量を示しています。ですが、バッテリーや乾電池などの場合、容量を表す単位として使われます。
例えば、モバイルバッテリーの容量が5,000mAhで、スマートフォンの容量が2,500mAhであれば、2回スマートフォンを充電することができる計算になります。
ですから、所有しているスマートフォンのバッテリー容量と、1日に充電したい、またはするかもしれない回数分の充電に対応できるモバイルバッテリーを選ぶといいでしょう。

早く充電したい場合:急速充電対応できる機種を選ぶ
モバイルバッテリーの出力電力は「W(ワット)」で表記されており、この数字が大きいほど早く充電できます。ただし、本当に早く充電したいのであれば、「USB Power Delivery」「Quick Charge」といった「急速充電」の規格に対応した機種を選ぶといいでしょう。
特にUSB Power Deliveryは、スマートフォンだけでなくノートPCも充電できます。専用のケーブルなどが必要になりますが、使い勝手の良いおすすめの規格です。

毎日持ち歩く場合:サイズで選ぶ
常用するにせよ、非常時用にするにせよ、モバイルバッテリーを持ち歩く以上、サイズも重要な要素のひとつになります。基本的にモバイルバッテリーは小さく作られていますが、鞄が小さい場合には、その大きさや厚みから、ほかに入れたい物に影響が出ることもあるでしょう。
モバイルバッテリーは、基本的に大きさ=容量に比例しますので、単純に小さい物を選ぶのではなく、必要な容量で持ち歩きに不便のないサイズを選びましょう。

個々の目的を重視する:機能で選ぶ
人によって、モバイルバッテリーに求める機能は異なります。例えば、一度に複数のスマートフォンや機材を充電したい場合は、出力ポートの多い機種を選ぶ必要があります。
また、本格的に災害に備えるなら、ソーラーパネルで充電できるモバイルバッテリーが最適でしょう。ほかにも、ワイヤレスで充電できるモバイルバッテリーもありますので、必要な機能に応じて適切な商品を選びましょう。



Androidスマホで「バッテリーの減りが早いとき」に試したい設定

スマートフォンは長期間使い続けているとバッテリーを消耗しやすくなるが、処理の多いアプリや、バックグラウンドで動作するアプリを多く使用していてもバッテリーを消耗しやすくなる。Android端末のバッテリーを長持ちさせるためにも、どのアプリが多くバッテリーを使用しているか確認してみよう。

 なお本稿はAndroid 13を搭載した「Google Pixel 7 Pro」を使用して検証している。端末やOSによって利用できない機能がある他、操作方法も異なる場合がある。

アプリを終了し、常にバッテリーを消耗する設定を変える
 実際に使用するアプリを減らすのが、真っ先に行える対策だ。特にゲームアプリはバッテリーを消耗しやすいため、外出先での操作は最低限にとどめておくなどの対策が必要といえる。

 この他、「設定」→「ディスプレイ」から「ダークモード」をオンにするとバッテリー消費量が減るという。加えて「ロック画面」で「時間と情報を常に表示」をオンにしている場合、オフにすれば常時バッテリーを消費することが減る。

「バッテリー」でバッテリー使用量を一覧にする
 「設定」→「バッテリー」→「バッテリー使用量」では、前回フル充電になった状態から使用したアプリを一覧で表示する。ここからアプリ名をタップして「アプリのバッテリー使用量」と選択すると、アプリがバッテリーを使用する動作を最適化または制限できる。これの設定を全て「最適化」「制限」とすることで、バックグラウンドでの動作時もバッテリーの消耗を抑えられる。

なぜ? バッテリーを交換できるスマートフォンが減った2つの理由

スマートフォンを長く使うにあたって、多くの方が気にする点の1つがバッテリーの劣化だ。かつての携帯電話では多くの機種でバッテリー交換ができたが、現在ではほとんどが交換できなくなった理由について考察していていきたい。

 バッテリー交換できない背景には大きく分けて「スマートフォンの本体設計」と「非純正バッテリー使用による事故防止」が挙げられる。

スマホの高機能化が進むにつれ求められた「バッテリーの大容量化」
 スマートフォンのバッテリーにはリチウムポリマーが使用されている。リチウムイオンバッテリーの電解質をポリマーと呼ばれる半固体状態にすることで、より柔軟な形状のバッテリーを製造できるようになった。限られた本体スペース内のギリギリまでバッテリーを大きく作れることから、より大容量のものを搭載できるようになった。

 スマートフォンではバッテリーの容積は本体の大部分を占める。バッテリーを小型、薄型化できれば本体もより薄く軽量にできる。加えて大容量化できれば、さらに高性能な機能を追加することもできる。

 一方、取り外し可能なバッテリーパックと呼ばれるものは、周りにプラスチックのカバーなどを取り付けている。前述の通り、近年のバッテリーは半固体電池ともいえるもので、このようなものは片手で簡単に曲げて変形してしまうくらい強度が貧弱なのだ。

 もちろん端子部がむき出しであればショートする可能性もあり、過度な衝撃が加われば破損、発火する恐れがある。これらの事故を防ぐためにもカバーなどで覆われているのだ。

 かつての携帯電話でバッテリーパックが主流だった理由の1つに、バッテリーの大容量化を必要としなかった背景がある。フィーチャーフォンのころはバッテリーが長時間持つ機種も多く、今ほどの高負荷な処理を必要とするアプリも少なかった。数日の旅行でも予備電池を持ち歩けば何とかなる時代だった。加えて、複数の機種でバッテリーパックを共通化してコストを抑えるメーカー側の動きもあり、バッテリー容量自体も据え置かれた。

 ただ、スマートフォン主流の時代ではそうも言ってはいられなくなった。高機能化が進むと共に消費電力も大きくなり、結果として大容量のバッテリーが求められるようになった。加えてiPhoneをはじめとした薄型化のトレンド、多くの機種ごとにバッテリーパックを設計製造することが非効率なこともあって、同じ容積比で容量を稼げる内蔵式のバッテリーに置き換わっていった。

 また、GalaxyはバッテリーパックにFeliCaアンテナを内蔵していたため、海外から取り寄せた純正品や互換バッテリーではおサイフケータイが利用できなくなるといった問題もあった。

 端末の高性能化や本体の薄型化はユーザーが求めたものであり、スマートフォンでバッテリーが交換できない内蔵式になるのは自然な流れといえる。

 バッテリーパックは、同じ容積でもカバー分だけバッテリーが小さくなるため、容量では不利になってしまう。加えて、取り外しのできる機構を取り付けたり、裏蓋を外せたりするようにすると、金属やガラスパネルを使いにくいというデザインや機能面での制約もある。

 さらに、近年のスマートフォンでは世界的に見ても防水・防塵(じん)機能がトレンドとなっている。ハイエンド機種では必然的に機密性が求められるようになっているため、電源部に水分が付着する可能性は極力排除したい。

 近年では無接点充電に対応させるためのコイル配置などの理由も挙げられる。これらを両立したままバッテリー交換に対応させるのは難易度が高くなる。

Androidのバッテリーを節約する5の方法

スマートフォンのスタミナは、設定によって変わる。設定項目が多く、柔軟度の高いAndroidでは、まず何をすればいいのかが見えにくいものだ。本稿では、バッテリー持ちを長引かせるために活用したい10個の設定をご紹介しよう。

 なお、検証にはAndroid 9搭載の「Pixel 3」を用いているが、機種やOSのバージョンによって詳細が異なる場合もあるので、ご了承いただきたい。

(1)「バッテリーセーバー」を有効にしよう
 Android搭載のスマートフォンでは、バッテリー消費を抑えるための「バッテリーセーバー」機能が利用できる。最新のAndroid 9の場合、バッテリーセーバーをオンにすると、一部アプリのバックグラウンド更新がオフになり、画面がオフのときに位置情報サービスが使われなくなる。

 機種独自の節電機能を備えているケースも多い。例えば「Xperia」シリーズなら、日常的に活用するための「省電力モード」と、災害時などに最低限の機能だけを残す「緊急省電力モード」が用意されている。手持ちのスマートフォン独自の機能がある場合には、その内容を確認して使いこなそう。

(2)バッテリーの最適化をオンにする
 Android 9では、同じく「バッテリー」の設定項目に「自動調整バッテリー」という機能が追加されている。これをオンにしておくと、スマートフォンがユーザーの利用傾向を学習し、使用頻度の低いアプリのバッテリー使用が自動的に制限されるようになる。

 初期状態で有効になっている機能だが、ふとした操作でオフにしてしまっている場合には、あらためて有効に切り替えておこう。

(3)バッテリー消費量の多いアプリを制限する
 バッテリーを浪費するアプリは手動でアンインストールしたり、不具合がある場合には、強制終了したりすることも重要だ。バッテリーの消費状況を確認するには、「設定」から「その他アイコン(画面右上にあるアイコン)」をタップして、「電池使用量」の画面に切り替えればよい。

 この設定画面から、よく使うアプリのバックグラウンドでの電池使用を個別に制限しても、バッテリー持ちの改善につながるはずだ。

(4)ディスプレイを調整する自動調整をオフにし、手動で設定
 ディスプレイ表示は、バッテリーを大量に消費しがちだ。特に直射日光下の屋外や、窓際のデスクなどでは、意図せずに画面の明るさが高くなり、バッテリー消費を早めてしまう。そういった場合には、「明るさの自動調節」をオフにし、「明るさのレベル」を小さく整えよう。

 ただし画面が極端に暗くなると、視認性が悪くなる。また、周囲の明るさが暗くなった場合に、調整を怠ると反対にバッテリーの消費が増えてしまうこともある。一般的な利用では「明るさの自動調整」はオンにしておく方がよい。バッテリー残量が少なくなったときの応急処置的な対策として活用するのがオススメだ。

(5)画面のスリープ時間を短くする
 同じくディスプレイの設定項目から、「詳細設定」内にある「スリープ」をカスタマイズしておきたい。画面操作をしていない際に、なるべく早く画面がオフになるように設定しておけば、うっかり画面をつけっぱなしにしたことによる余計なバッテリー消費を予防できる。

 また、Pixel 3のようにスリープ画面に情報を表示する「アンビエント表示」機能が備わっている機種では、こうした機能をオフにしておくことも重要だ。

スマホのバッテリーを1分1秒でも持たせる方法 停電に備えて確認しておこう

1月1日16時過ぎに石川県で地震が発生した影響で、北陸地方の一部地域で停電が起きている。停電が起きるとスマートフォンを充電できなくなり、安否を確認したり、災害に関する情報を入手したりすることができなくなる。

 被災地域に居住している方は、今のうちにスマホやモバイルバッテリーを充電しておくことはもちろんだが、今後停電があった場合に備え、不要不急のスマホ利用は控え、少しでもバッテリーを長持ちさせる方法を覚えておきたい。

 まず基本となるのが、iPhoneとAndroidともに、端末に備わっている「低電力モード」や「省電力モード」などを利用することだ。機能名はメーカーによって異なるが、このモードをオンにすると、バックグラウンドでのアプリの動作をオフにして、無駄な電力消費を抑えてくれる。

 iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」から「低電力モード」をオンにできる。オンにすると、iCloud写真や自動ダウンロード、メールの取得、アプリのバックグラウンド更新などが制限される。低電力モードがオンになると、ステーターバーのバッテリーアイコンが黄色くなる。

 Androidの場合、Pixelでは「バッテリーセーバー」機能を利用でき、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーセーバー」からオンにできる。オンにすると、アプリのバックグラウンド更新が停止され、ダークモードが自動でオンになる。さらに、Pixel 3以降の機種では、より強固にバッテリー消費を抑える「スーパーバッテリーセーバー」も利用できる。この機能をオンにすると、ほぼ全てのアプリが一時停止し、処理速度も遅くなるが、電話やメッセージの送受信は可能だ。

 他のメーカー(現行機種)だと、Galaxyは「省電力モード」、AQUOSは「長エネスイッチ」、Xperiaは「STAMINAモード」、OPPOは「省エネモード」という名称で同様の設定を用意している。他の機種を使っている人も、「設定」→「バッテリー」などから同様の機能があるか、確認しておこう。

 なお、上記の低電力モードやバッテリーセーバー機能は、バックグラウンドでの電力消費を抑えることに主眼が置かれているので、必要に応じて、以下の設定も併用するようにしよう。

  • 画面の自動輝度調整をオフにして、輝度を下げる
  • 画面をダークモードに変更する
  • 画面の「自動ロック」をオンにする
  • 自動ロックするまでの時間を早くする(30秒など)
  • Wi-FiやBluetoothをオフにする
  • 位置情報の利用をオフにする

スマートフォンの充電でやってはいけないこと

毎日使うスマートフォン。その中にはバッテリーが内蔵されており、使ううちに劣化も進む。そこでどうすれば劣化を極力減らせるのか、やってはいけない充電方法をまとめた。

0%になってから充電してはいけない
 まずはバッテリーの寿命を延ばす方法から。どれくらいの頻度とタイミングで充電するのが望ましいのだろうか。バッテリーを使い切ってからの充電はバッテリーを劣化させる要因になるため、0%からではなく、20%から充電を始め、80%でストップするのがベスト。フル充電のままケーブルを接続した状態を保つのも、バッテリーの劣化につながる。

 iPhoneやXperiaではバッテリー残量が20%以下になると、「低電力モード」への設定を促すアラートや、自動で省電力モードへ切り替えてくれる機能を搭載している。その際、放置せずにそこから充電をすると良い。

 省電力モードは本来、機能の一部を制限したり、ディスプレイの輝度を下げたりして、バッテリー残量の少ないスマートフォンを動作できるようにするものだが、これを充電開始のアラート代わりに使うのもアリだろう。

ながら充電もNG
 ながら充電も劣化を早める一因。フル充電しているのにも関わらず、そのまま充電ケーブルをつないだまま、ゲームをしたり、WebサイトやSNSを閲覧したりする行為もよくない。これを習慣づけてしまうと、端末が発熱し、高い電圧にさらされる。極力控えるようにしたい。

湿気のある場所や布団などで充電することは危険
 やってはいけない充電方法として、よくいわれているのが風呂場などの湿気がある場所や、布団やマットレスの上などでの充電。

 特に湿気のある場所、水周りでの充電は発火事故につながる恐れがあり、電源のショートにもなりかねない。布団やマットレスで夜、充電しようとする人、実は多いのではなかろうか? これもNG例の1つ。熱が逃げづらくなり、バッテリー膨張や発熱につながる恐れがある。

 これらは非常に危険な行為なので、絶対に避けてほしい。

バッテリーの最大容量チェックも忘れずに
 日頃使うスマートフォンのバッテリー最大容量がどれくらいなのか、チェックしておくのもいいだろう。これは単に残量という意味ではなく、最大容量が確認した時点でどれくらいなのか、つまり現在のバッテリーの消耗具合を示す目安を確認できる。

 Appleのサポートページによると、iPhoneの場合はフル充電サイクルを500回繰り返しても、本来の蓄電容量の最大80%を維持するよう設計されているという。

 iPhoneで現在のバッテリーの消耗具合を確認するにはこの手順。「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」に表示される「最大容量」。購入時点では100%となっているが、使っていくうちに減少していく。

バッテリー切れから解放されるためには? スマホでやっておくべき設定

スマートフォンのバッテリー切れに襲われる。そんなピンチをだれもが迎えることだろう。どうすればそんな事態を防げるのかまとめた。

 昨今のスマートフォンは「リチウムイオンバッテリー」または「リチウムポリマーバッテリー」を採用したものが多い。いわゆる繰り返し充電に対応したもの。長時間の充電など、NG例は以前の記事でも伝えたが、こまめに充電して、バッテリーに負荷がかからない程度にしたい。

省電力モードなどを活用
 そこでまずオススメしたいのが、スマートフォンに備わる省電力モードや、エコモードに代表されるバッテリー消費を抑えながら起動できるモード。これはメーカーや機種によって定義や内容が異なるが、バッテリー消費を抑えるという点では共通している。

 iPhone(iOS 16.0)の場合は「設定」→「バッテリー」の順に押して、「低電力モード」をオンにする。このモードではiPhoneをフル充電にするまで、ダウンロードやメールなど、バックグラウンドでの動作を一時的に抑える。

 Xperia(1 IVやPRO-I)の場合は「設定」→「バッテリー」の順に押して、「STAMINAモードを使用」という項目をオンに切り替える。Xperiaでは「節電レベル」という項目が別途あり、電池持ちを優先するのか、バランス良く節電するのかを選べる。この節電レベルでは以下のような制限がかかる。

電池持ち優先→スクロールなど、操作全般の動作を制限。他にもデータ通信やメールなどの自動同期が一時的にストップする
バランス良く節電→データ通信ができない、もしくは自動同期ができない
 Pixel(7、7 Pro)では「バッテリーセーバー」という項目が用意されており、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーセーバー」の順に設定する。これをオンに切り替えると、ダークモードが有効になり、バックグラウンドでの動作、一部の視覚効果などか一時的に制限される。

 Galaxy(S22 Ultra/S22/S21など)は「設定」→「バッテリーとデバイスケア」→「バッテリー」の順に押し、「省電力モード」をオンに切り替える。

ディスプレイなどの設定を見直す
 スマートフォンの電力消費で最も気になるのがディスプレイ。ディスプレイで何かしらの情報を見ているときには常に点灯しているからだ。ディスプレイの輝度を下げたり、ダークモードを活用したりするのも省電力につながる。

 機種によっては個別に設定する必要があるが、Galaxyの省電力モードの中にはディスプレイの輝度を下げる項目が用意されている。端末に触れなくても、ロック画面に通知を表示し、常に情報を確認できる「Always On Display」をオフにすることも可能だ。Galaxyのメーカーであるサムスン電子はディスプレイメーカーだけあって、こうした設定項目をしっかりと用意している。

 ディスプレイやバックグラウンドの更新について、一括で設定したくない場合、省電力モードだけに頼らず、個別にディスプレイの輝度を下げたり、スリープまでの時間を短くしたり、常時点灯をオフにしたりするといいだろう。