Samsungが普及価格帯モデル「Galaxy A55/A35 5G」発表 高度セキュリティシステム「Knox Vault」搭載

韓国Samsung Electronicsは3月11日(現地時間)、Galaxyシリーズでも普及価格帯のAシリーズの新モデル、「Galaxy A55 5G」と「Galaxy A35 5G」を発表した。まずは欧州で20日に発売する。米国や日本での発売予定は公表されていない。英国での販売価格は、A55は439ポンド(約8万3000円)から、A35は339ボンド(約6万4000円)から。

 これまでS21以降のSシリーズなどハイエンドモデルにしか搭載されていなかった高度なセキュリティシステム「Knox Vault」を搭載する。

 Knox Vaultは、独自のプロセッサとメモリ、専用の不揮発性ストレージなどを備えるサブシステムを採用し、生体認証データやブロックチェーン証明書などの機密データを隔離保存できる機能。

 A55とA35は見た目がほとんど変わらないが、最大の違いはプロセッサとカメラだ。A55のプロセッサはExynos 1480、A35はExynos1380。アウトカメラはいずれもトリプルで、メインは5000万画素、マクロは500万画素だが、3基目の超広角がA55は1200万画素、A35は800万画素、インカメラはA55は3200万画素のところ、A35は1300万画素。メモリ/ストレージの組み合わせは、A55は8/128、8/256、12/256(GB)、A35は6/128、8/128、8/256(GB)。

 サイズと重さも微妙に違い、A55は77.4(幅)×161.1(高さ)×8.2(奥行き)mm、213g、A35は78.0(幅)×161.7(高さ)×8.2(奥行き)mm、209g。

 共通の主なスペックは、有機ELディスプレイは6.6型(リフレッシュレートは120Hz)、バッテリーは5000mAh。

 A55 5Gの先代に当たる「Galaxy A54 5G」は日本でもドコモやUQ Mobileが扱っている。