GoogleがPixel 8のディスプレイ不具合を告知、無償修理期間の延長を発表

Googleが昨年秋に発売した最新Pixelの一つ、Pixel 8。

今回、同社が公式サイト上で同モデルで発生する可能性のあるディスプレイ不具合を告知していることが判明しました。

現時点で日本語版のページはまだ準備ができていないようですが、内容としては:

当社は一部のPixel 8 でディスプレイに縦線が入る、もしくは画面がちらつく問題が発生する可能性があると判断しました。そのため、対象となる Pixel 8を購入日から3年間サポートする延長修理プログラムを提供することとしました。

そしてPixel 8で次のような症状が出る場合は、この延長修理プログラムの対象となる可能性があるとのこと:

ディスプレイの下部から上部に縦線が入る、またはディスプレイがちらつく
IMEIやシリアル番号などの端末識別子が Google または正規修理パートナーによって本プログラムの対象であると判断された場合。
なお、少し調べてみたところ、確かにPixel 8では国内外でディスプレイにピンクや緑色の縦線が入るという不具合報告が複数上がっていることがわかりました。

保証期間は3年間とのことなので、特に急ぐ必要はないかもしれませんが、症状が出ている場合はや早めに修理依頼をした方がよさそうです。

Pixel 8、次期アップデートでようやく外部モニタ出力に対応へ

先日、GoogleがPixelスマートフォン向けに公開したAndroid 14 QPR3 Beta 2。

いつも通りのパターンであれば5月~6月頃には正式版のアップデートが提供されると思われますが、このアップデートではPixel 8シリーズに有線による画面の外部出力機能が搭載されることが明らかになったようです。

Android Authorityが伝えたもので、先日リリースされたAndroid 14 QPR3 Beta 2で、グーグルはPixel 8のソフトウェアでDisplayPort Alternate Modeをデフォルトで有効に変更するとのこと。

その結果、互換性のあるUSB-C – USB-CアダプターまたはUSB-C – HDMIアダプターを使ってPixel 8またはPixel 8 Proを外部スクリーンに接続すると、「ミラーディスプレイ」のオプションが表示されるようになるようです。

ちなみにDisplayPort Alternate Mode自体は以前よりPixelスマホに搭載されていたものの、現在のところこれは何らかの理由で無効化されています。

要はこれが次回のアップデートでデフォルトでも有効になる、ということ。

これにより、Pixelでも(現状では8シリーズ以降だけ?)ようやく有線での外部モニター接続ができるようになり、これは一部のユーザーにとってはかなりうれしいニュースと言えそうです。

Pixel 8シリーズがMWCの「ベストスマホ賞」を初めて受賞

グーグルの最新モデル、Pixel 8シリーズ。

同モデルが現在スペインで開催中のMWC 2024において2023年のPhone of the Year賞を受賞しました。

毎年モバイル・ワールド・コングレス(MWC)では、主催のGSMAが “グローバル・モバイル・アワード “を開催。

このイベントには、「ベスト・モバイル・テクノロジー・ブレイクスルー」、「ベスト・モバイル・ネットワーク・インフラ」など、モバイル業界のための一連の賞が含まれており、「デバイス」部門では、最も大きな賞のひとつが「ベスト・スマートフォン」に贈られる。

ベスト・スマートフォン賞は、2023年1月から2023年12月までの間に市場に投入されたスマートフォンを、世界有数の独立系アナリスト、ジャーナリスト、インフルエンサーが評価し、卓越したパフォーマンス、革新性、リーダーシップを組み合わせたもの。

今年は、iPhone 15 Proシリーズ、OnePlus Open、サムスンのGalaxy S23シリーズ、Galaxy Z Flip5、そしてPixel 8シリーズがノミネートされていました。

そして、イベントで発表された通り、Google Pixel 8シリーズがこのベストスマホ賞を受賞。

ちなみに昨年2023年はアップルのiPhone 14 Proが同賞を受賞、その前年にiPhone 13 Pro Maxが受賞、2021年にはGalaxy S21 Ultraが受賞しており、グーグル製スマホが同タイトルを獲得したのは今回が初めてです。

Pixel 8シリーズでデータ通信時の異常発熱とバッテリー異常消費の不具合報告多数

Googleの最新フラッグシップ、Pixel 8シリーズ。

この最新Pixelでデータ通信に絡む端末の過熱問題および異常なバッテリー消費の報告が複数挙がっていることが明らかになりました。

Android Policeが伝えたところによると、現在、RedditやGoogle公式フォラム、XDAなどで、Pixel 8およびPixel 8 Proでデータ通信をしていると端末が過熱し、バッテリーの消費速度が異常に速くなる、といった報告が「大量」にでているとのこと。

また、一部のユーザーはこの状態になるとデータ通信自体が途切れたりするといった通信不具合も発生しているとのこと。

一方、この問題はWi-Fi通信時には発生せず、また、同じデータ通信時でも5G通信でのみ発生するといった報告も上がっています。

そのため、通信設定を4G通信のみにすることでかなり症状が緩和されるという報告もあります。

データ通信時の発熱と異常なバッテリー消費はPixel 6シリーズでも一時期大きな話題となり、これについてはサムスン製の通信モデムに原因があったとも言われています。

ただ、この問題は後の何度かのアップデートで徐々に改善したようで、現在では以前ほどひどい発熱・バッテリードレインの報告は見かけなくなりました。

よって、このPixel 8シリーズでも今後のソフトウェアアップデートで症状が改善するという可能性もあります。

なお、この一連の不具合は発売直後はあまり見られず、ここ1週間ほどで急増している模様。
よって、最新のGoogle Playシステムアップデートなどがトリガーとなっている可能性もありそうです。

Android 14の新機能がまた一つ判明「バッテリーカウント」機能追加へ

グーグルは昨日リリースしたAndroid 14 QPR1のベータ版。
その中には、Pixel端末のバッテリー充電サイクル数のサポートを含む、いくつかの重要な変更とアップグレードが含まれていることが判明しました。

グーグルは昨日リリースしたAndroid 14 QPR1のベータ版。
その中には、Pixel端末のバッテリー充電サイクル数のサポートを含む、いくつかの重要な変更とアップグレードが含まれていることが判明しました。

これによって、ユーザーは自分のバッテリーの経年変化や、バッテリーがどのような状態にあるのかを確認することができます。

ただ、バッテリーの健康状態や最大容量といった、分かりやすい統計情報は含まれていないと模様です。

また、この機能はおそらく最初はPixelスマートフォン限定で追加されると思われます。

なお、Android 14の正式版はPixel 8シリーズの発表と同日、10月4日にリリースされることがほぼ確実となっています。

Pixel 8では「デバイスを探す」機能が進化、電源オフでも端末の位置特定が可能に?

Androidディバイスに搭載されている「ディバイスを探す」機能。

同機能が今後、興味深い進化を遂げるようです。

有名テック系ジャーナリストのMishaal Rahman氏がTwitter上で伝えたもので、Google Playサービスの最新バージョン(v23.35.14)では、「ディバイスを探す」ネットワーク上の一部の端末は、電源が切れていたり、バッテリー切れになっていたりしても、その位置を特定できるようになる、とのこと。

この機能ではメインプロセッサーとOSがシャットダウンしている状態でもBluetoothチップは動作しており、Playサービスが事前に計算した「Finder Network」キーをデバイスのBluetoothチップに送信し、FMDN上の他の近くにあるデバイスにブロードキャストを続けられるようにするとのこと。

この機能、どの世代のPixelで利用可能になるのかまでは言及されていませんが、有効にするにはハードウェアレベルでのサポートが必要とのことなので、ソフトウェアアップデートだけで使えるようになるわけではなさそう。

となると、タイミング的にはPixel 8シリーズで搭載される新機能の一つである可能性が高そうです。

Pixel 8シリーズのSIMトレイ廃止は「誤報」、新機能に動画撮影の夜景モードが追加

10月4日の正式発表が確定したGoogleの最新Pixel、Pixel 8シリーズ。

先日、リーク済みのレンダリング画像からPixel 8シリーズではSIMトレイが廃止され、物理SIMには非対応、そしてeSIMのみの対応になる可能性がある、という件についてお伝えしました。

しかし今回、これに関する新情報、そしてPixel 8シリーズで搭載されるカメラ周りの新機能に関する情報がリークされていました。

9To5Googleが独自のソースから得た情報によると、まず、Pixel 8シリーズは物理的SIMカードトレイを継続サポートし、SIMスロットは過去モデル同様に端末左側側面に搭載されるとのこと。

つまり、この点に関してはOnleaks氏からのレンダリング画像が間違っていた、ということになります。

また、同時にカメラ周りの新機能として動画撮影におけるNight Sight(夜景モード)の動画撮影ビデオも追加されるとのことです。

Pixelスマホの夜景モードはPixel 3世代から搭載されていますが、Pixel 6でこれが大幅に高速化。
そしておそらく今回のPixel 8シリーズで新たに搭載されるのはこの高速済みの動画撮影用夜景モードだと思われ、これは同シリーズの一つの目玉機能となりそうです。