スマホのバッテリーを1分1秒でも持たせる方法 停電に備えて確認しておこう

1月1日16時過ぎに石川県で地震が発生した影響で、北陸地方の一部地域で停電が起きている。停電が起きるとスマートフォンを充電できなくなり、安否を確認したり、災害に関する情報を入手したりすることができなくなる。

 被災地域に居住している方は、今のうちにスマホやモバイルバッテリーを充電しておくことはもちろんだが、今後停電があった場合に備え、不要不急のスマホ利用は控え、少しでもバッテリーを長持ちさせる方法を覚えておきたい。

 まず基本となるのが、iPhoneとAndroidともに、端末に備わっている「低電力モード」や「省電力モード」などを利用することだ。機能名はメーカーによって異なるが、このモードをオンにすると、バックグラウンドでのアプリの動作をオフにして、無駄な電力消費を抑えてくれる。

 iPhoneの場合、「設定」→「バッテリー」から「低電力モード」をオンにできる。オンにすると、iCloud写真や自動ダウンロード、メールの取得、アプリのバックグラウンド更新などが制限される。低電力モードがオンになると、ステーターバーのバッテリーアイコンが黄色くなる。

 Androidの場合、Pixelでは「バッテリーセーバー」機能を利用でき、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーセーバー」からオンにできる。オンにすると、アプリのバックグラウンド更新が停止され、ダークモードが自動でオンになる。さらに、Pixel 3以降の機種では、より強固にバッテリー消費を抑える「スーパーバッテリーセーバー」も利用できる。この機能をオンにすると、ほぼ全てのアプリが一時停止し、処理速度も遅くなるが、電話やメッセージの送受信は可能だ。

 他のメーカー(現行機種)だと、Galaxyは「省電力モード」、AQUOSは「長エネスイッチ」、Xperiaは「STAMINAモード」、OPPOは「省エネモード」という名称で同様の設定を用意している。他の機種を使っている人も、「設定」→「バッテリー」などから同様の機能があるか、確認しておこう。

 なお、上記の低電力モードやバッテリーセーバー機能は、バックグラウンドでの電力消費を抑えることに主眼が置かれているので、必要に応じて、以下の設定も併用するようにしよう。

  • 画面の自動輝度調整をオフにして、輝度を下げる
  • 画面をダークモードに変更する
  • 画面の「自動ロック」をオンにする
  • 自動ロックするまでの時間を早くする(30秒など)
  • Wi-FiやBluetoothをオフにする
  • 位置情報の利用をオフにする

Android 12アプデ後にアプリが落ちる不具合の原因と対処法

国内でもかなりアップデート済みの機種が増えてきていますが、それと比例して増えているのがアプリ落ちの報告。

XperiaXiaomiGalaxyAQUOSなどの複数の機種、そして複数のアプリで報告が上がっています。

OSアップデートにこの手のトラブルは付き物、とも言えますが、どうも報告を見ているとAndroid 12に対応しているはずのアプリやネイティブアプリなどでも発生している模様。

というわけで今回はAndroid 12アップデート後にアプリが落ちる・強制終了をしているという方におすすめの「とりあえず」の対象方をご紹介します。

Android 12アプデでアプリが落ちるようになった場合の対処法
このAndroid 12アプデ後のアプリ落ち問題、多くのケースで「Webview」の古いバージョンが原因となっていることが多い模様。

よって、マニュアルでWebview(正式名称は「AndroidシステムのWebview」)を最新のものにアップデートすることでアプリ落ちが改善する可能性が高いです。

Google Playストアアプリを開く
画面上の検索欄に「Webview」と入力
「AndroidシステムのWebview」を選び「更新」をする

なお、Playストアの設定内になるアプリの自動更新が「Wi-Fi経由のみ」でほとんどデータ通信のみ、という方や「アプリを自動更新しない」になっているとこのWebviewが古いバージョンのまま、というケースが多いようです。
Android 12にアップデートをしたら一度確認しておきましょう。

Webviewの初期化で効果がある場合も
一方、このWebviewがらみの不具合が厄介なのは逆に最新のWeviewのバージョンが不具合の原因となっていることもあるという点。

すでにWebviewが最新なのにもかかわらずアプリ落ちが発生している場合やアップデートしたのにも問題が発生している場合は逆に以下の方法でWebviewの初期化をお勧めします。

Google Playストアアプリを開く
画面上の検索欄に「Webview」と入力
「AndroidシステムのWebview」を選び「アンインストール」をする
ちなみにここでいう「アンインストール」はあくまで過去のアップデートのアンインストールで、アプリ自体がアンインストールされるわけではありません。

なお、これは今回のAndroid 12に限ったことではありませんが、アプリ側が最新OSに未対応だったり、一応対応していてもバグがあるといったケースも多々あります。

この場合は今回紹介した方法では対処できず、アプリ側の対応を待つしかないというケースがあることはあらかじめご了承ください。

バッテリー切れから解放されるためには? スマホでやっておくべき設定

スマートフォンのバッテリー切れに襲われる。そんなピンチをだれもが迎えることだろう。どうすればそんな事態を防げるのかまとめた。

 昨今のスマートフォンは「リチウムイオンバッテリー」または「リチウムポリマーバッテリー」を採用したものが多い。いわゆる繰り返し充電に対応したもの。長時間の充電など、NG例は以前の記事でも伝えたが、こまめに充電して、バッテリーに負荷がかからない程度にしたい。

省電力モードなどを活用
 そこでまずオススメしたいのが、スマートフォンに備わる省電力モードや、エコモードに代表されるバッテリー消費を抑えながら起動できるモード。これはメーカーや機種によって定義や内容が異なるが、バッテリー消費を抑えるという点では共通している。

 iPhone(iOS 16.0)の場合は「設定」→「バッテリー」の順に押して、「低電力モード」をオンにする。このモードではiPhoneをフル充電にするまで、ダウンロードやメールなど、バックグラウンドでの動作を一時的に抑える。

 Xperia(1 IVやPRO-I)の場合は「設定」→「バッテリー」の順に押して、「STAMINAモードを使用」という項目をオンに切り替える。Xperiaでは「節電レベル」という項目が別途あり、電池持ちを優先するのか、バランス良く節電するのかを選べる。この節電レベルでは以下のような制限がかかる。

電池持ち優先→スクロールなど、操作全般の動作を制限。他にもデータ通信やメールなどの自動同期が一時的にストップする
バランス良く節電→データ通信ができない、もしくは自動同期ができない

Pixel(7、7 Pro)では「バッテリーセーバー」という項目が用意されており、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーセーバー」の順に設定する。これをオンに切り替えると、ダークモードが有効になり、バックグラウンドでの動作、一部の視覚効果などか一時的に制限される。

 Galaxy(S22 Ultra/S22/S21など)は「設定」→「バッテリーとデバイスケア」→「バッテリー」の順に押し、「省電力モード」をオンに切り替える。

ディスプレイなどの設定を見直す
 スマートフォンの電力消費で最も気になるのがディスプレイ。ディスプレイで何かしらの情報を見ているときには常に点灯しているからだ。ディスプレイの輝度を下げたり、ダークモードを活用したりするのも省電力につながる。

 機種によっては個別に設定する必要があるが、Galaxyの省電力モードの中にはディスプレイの輝度を下げる項目が用意されている。端末に触れなくても、ロック画面に通知を表示し、常に情報を確認できる「Always On Display」をオフにすることも可能だ。Galaxyのメーカーであるサムスン電子はディスプレイメーカーだけあって、こうした設定項目をしっかりと用意している。

 ディスプレイやバックグラウンドの更新について、一括で設定したくない場合、省電力モードだけに頼らず、個別にディスプレイの輝度を下げたり、スリープまでの時間を短くしたり、常時点灯をオフにしたりするといいだろう。

なぜ? バッテリーを交換できるスマートフォンが減った2つの理由

スマートフォンを長く使うにあたって、多くの方が気にする点の1つがバッテリーの劣化だ。かつての携帯電話では多くの機種でバッテリー交換ができたが、現在ではほとんどが交換できなくなった理由について考察していていきたい。

 バッテリー交換できない背景には大きく分けて「スマートフォンの本体設計」と「非純正バッテリー使用による事故防止」が挙げられる。

スマホの高機能化が進むにつれ求められた「バッテリーの大容量化」
 スマートフォンのバッテリーにはリチウムポリマーが使用されている。リチウムイオンバッテリーの電解質をポリマーと呼ばれる半固体状態にすることで、より柔軟な形状のバッテリーを製造できるようになった。限られた本体スペース内のギリギリまでバッテリーを大きく作れることから、より大容量のものを搭載できるようになった。

 スマートフォンではバッテリーの容積は本体の大部分を占める。バッテリーを小型、薄型化できれば本体もより薄く軽量にできる。加えて大容量化できれば、さらに高性能な機能を追加することもできる。

非純正バッテリーを使用することで起きた事故も要因に
 内蔵バッテリーが増えているもう1つの要因が、非純正バッテリーによる事故だ。

 携帯電話でも、非純正バッテリーを使用することによる事故が起きている。安価なことが売りのこれらのバッテリーには保護回路などが入ってないものもあり、最悪の場合は過充電が原因で発火してしまうものもあった。

 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の調査によると、2017年から2021年までに起きた、スマートフォンにおける非純正バッテリーの事故は5件だった。決して多いといえる件数ではないが、非純正バッテリーのリスクを裏付ける結果といえる。

 スマートフォンの黎明(れいめい)期ではバッテリー持ちがよくない機種も多く、モバイルバッテリーを当たり前のように使っていたユーザーも多いことだろう。今のような急速充電もなかった頃は、予備バッテリー用の充電器を使用して、複数のバッテリーを持ち歩くニーズもあった。

 また、純正よりもバッテリー容量を増強した互換バッテリーのニーズもあり、サムスン電子の「Galaxy」シリーズやソニー「Xperia」シリーズではよく見られた。

新Galaxyと同時にノートパソコンを発表、サムスン電子の狙いと事情

韓国サムスン電子は、2023年2月1日(米国時間)に新製品発表イベントを実施し、新しいスマートフォンのフラッグシップモデル「Galaxy S23」シリーズを発表しました。最上位モデルには2億画素のカメラを搭載するなど非常に高い性能を誇るのが特徴ですが、注目されるのは同時にノートパソコン「Galaxy Book3」シリーズを発表したこと。その狙いはどこにあるのでしょうか。

順当な進化を遂げたGalaxy S23シリーズ
毎年初頭にスマートフォンのフラッグシップモデルの1つ、「Galaxy S」シリーズの新製品を発表しているサムスン電子。2023年も、米国時間の2月1日に新製品発表イベントを実施し、最新の「Galaxy S23」シリーズを発表しました。

Galaxy S23シリーズの詳細は、すでに多くの報道がなされている通りですが、今回もSペンが利用できる最上位モデルの「Galaxy S23 Ultra」と、スタンダードモデルの「Galaxy S23」、そして6.6インチの大画面モデル「Galaxy S23+」の3機種が投入されるとのこと。Galaxy S23シリーズ向けに高速化がなされたチップセット「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を搭載して高いパフォーマンスを実現し、4世代のOSアップデートにも対応、さらにリサイクル素材をより多く活用するなど、基本性能と環境への配慮を両立した点が特徴となっています。

さらに、最上位のGalaxy S23 Ultraは、広角カメラには2億画素という非常に高精細なイメージセンサーを搭載。高い画素数を生かして16個の画素を1つに結合することにより、暗い場所での撮影に一層強くなるなど、非常に高い性能を備えていることが分かります。

現在のところ、Galaxy S23シリーズの日本での発売は公表されていませんが、日本のGalaxy公式サイトにはGalaxy S23シリーズの情報がすでに掲載されています。それゆえ、どの機種が投入されるかは分かりませんが、例年通り何らかの機種が日本でも発売されるのではないかと考えられます。

ただ、発表内容を見る限り、Galaxy S23シリーズは2022年に発売した「Galaxy S22」シリーズを順当に進化させた内容といえ、サプライズが少なかったというのも正直なところ。ですが、今回の発表では別の側面で注目すべき要素がありました。それは、ノートパソコンの「Galaxy Book3」シリーズを同時に発表したことです。

パソコンとの連携で1人当たりの売上を伸ばす戦略に
日本では販売されていませんが、サムスン電子は海外でGalaxyブランドのノートパソコンも販売しています。例年、その新機種はスマートフォンの発表と別のタイミングで実施することが多いのですが、今回はGalaxy S23シリーズの発表に合わせてノートパソコンの新機種も発表しています。

その理由の1つとしては、ノートパソコンにも最上位モデル「Ultra」ブランドを冠した「Galaxy Book3 Ultra」を投入したことが挙げられるでしょう。Galaxy Book3 Ultraは、最上位モデルで米インテル製の第13世代Core i9プロセッサーや、米エヌビディアのGPU「GeForce RTX 4070」を搭載。ディスプレイに関しても、サムスン電子が得意とする有機ELの「Dynamic AMOLED 2Xディスプレイ」を採用するなど、非常に高い性能を誇ります。

ですが、あえてGalaxy Bookシリーズの新機種をこのタイミングで発表したのには、より大きな意味があるのではないかと考えられます。それは、Galaxyシリーズのノートパソコンとスマートデバイスとの連携をアピールすることです。

サムスン電子はマイクロソフトと2020年に提携しており、Windowsを搭載したパソコンと、Galaxyシリーズのスマートフォンやタブレットを連携しやすくする機能を強化してきました。今回の発表でも、そうした連携に関するアピールが積極的になされており、Galaxy S23 Ultraで利用できるプロユース向けのカメラアプリ「Expert RAW」で撮影した写真をGalaxy Book3シリーズに転送し、プロレベルの編集を手軽にできることなどが紹介されています。

スマートフォンだけでなくノートパソコンにも「Ultra」ブランドのハイエンド製品を導入し、デバイス間連携の強化を推し進めるサムスン電子の姿勢からは、やはりデバイス単体でのビジネスが厳しくなっている様子を見て取れます。スマートフォンやパソコンはいずれも価格競争が激しく、サムスン電子もフラッグシップの「S」シリーズより、低価格の「A」シリーズが販売の主力となっているのが現状です。

それゆえ、高い利益を上げるには高額なフラッグシップモデルの販売拡大が求められるのですが、低価格競争が進む現状ではそれもなかなか難しい状況です。なのであれば、デバイス間の連携を強化して利便性を高め、フラッグシップモデルを積極的に購入するファンに他のGalaxyデバイスも購入してもらうことで売上の拡大につなげたい、というのが同社の狙いといえるのではないでしょうか。

ただそのためには、ベースとなるフラッグシップモデルが多く販売されていることが前提となってきます。お膝元で圧倒的シェアを誇る韓国や、サムスン電子が強いブランド力を持つ米国などではそうした手法が可能でしょうが、日本はアップルが圧倒的な市場シェアを持つのに加え、主要メーカーの中では販売面で携帯電話会社への依存度が最も大きいことから、そうした販売施策を取りにくいというのも正直なところです。

実際、今回の新製品に関しても、Galaxy Book3シリーズは日本のWebサイトに掲載されておらず、国内投入の可能性は低いと考えられます。ただ、日本市場でもスマートフォンの一本足打法では販売拡大に限界が来ているだけに、サムスン電子には携帯電話会社に縛られないオープン市場でのスマートフォン販売強化など、何らかの戦略転換が求められるでしょう。